※注意:ネタバレを含みます!
ーーー目次ーーー
第55話 「でもまだ友達」
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あらすじ
大学の昼休み、茜は結衣と仲直りに向け、電話するときに感情的にならないよう手帳に話すことをまとめていました。ただあれこれと悩みすぎて手が進まない状況に陥っていました。食堂に行こうとした桃が茜に気づいて、様子をうかがい、時間がかかりそうな空気を察知します。茜はアドバイスを求めるも、華麗にスルーして食堂へ向かいかけ…
桃「アドバイスあった その作業やめてさっさと電話する、っていうのはどう?」
教室をでるところで、茜にカラッと声をかけ出ていきました。
茜は手を止め、外のベンチで結衣に電話することに。1度目は通じませんでしたが、すぐに結衣から折り返しがありました。結衣は寝ていたようです。茜から電話があると思わなかったとひどく驚いています。
結衣「電話しようと思ってたんだけど…何度も…かけようとしたんだけど」
茜が怒っているだろうと思い怖く、もう仲良くするのは無理だろうと思ったこと。自分の行動が他人からよく思われるものではない自覚があること。
結衣「茜ちゃんの前ではいい子ぶってたのかも がっかりさせてごめんね」
そう告げて、もう仲良くしてくれなくていいよと言おうとしたところで茜が口を開きます。
茜「私今日、仲直りしようと思って結衣ちゃんに電話したんだ」
自分も同じような時があったから少しは分かるといい、それでもまだ友達でいてくれる桃という存在を引き合いに出して言葉を続けます。
茜「今辛くてそうなっちゃう結衣ちゃんが、結衣ちゃんの全部だなんて、全然思ってないから」
その桃はというと、この電話の最中にも茜を応援しに、そっとがっつポーズと昼食を置きにきてくれました。
茜の言葉に涙を流す結衣。
茜「また一緒にゲームしようよ!力いっぱい殴ってごめんね!」
茜も目に涙を浮かべながら、ごめんねと謝り合って無事に仲直りを果たすのでした。
感想
今回は茜ちゃんを中心とした2人との友情をみる回でしたね。
まず桃ちゃんから。桃ちゃんの近すぎない距離感の優しさがめちゃめちゃに好きです。茜ちゃんとはまた違った優しさですよね。この似てるけどちょっと違う、というのがいい友達関係を築くのに大切なんじゃないかなと個人的には思っています。
そして結衣ちゃん。電話をかけようと思ったけど怖くてできなかったという彼女。怖いですよね、特に彼女は自分がうざがられていることを自覚していますし…。また嫌われているかもしれないと思いながら、仲良くしたかった茜ちゃんに連絡をするのは相当な勇気がいるよなぁと思うのです。
茜ちゃんが結衣ちゃんに向けた「結衣ちゃんの全部だなんて思ってないから」ってすごく優しい言葉ですよね。もちろん、楽しい記憶が彼女たちの中にはたくさんあって、やっぱり仲良くしたいって思ったからこその言葉でしょうけど…。一緒に時間を積み重ねるって大事なことだなと改めて感じることができた物語でした。
あとどうでもいいけど、地味にめちゃめちゃ気になってることがひとつ。
パンツどこいった!?ねぇ山田家で洗濯してたパンツの伏線回収は!?笑 意味深に洗濯だけしてズボンが汚れるのを気にして座ったくだりは…そうか、コミックスですね、コミックスに掲載されるのですね!?掲載されなくてもいいですけど(いやされてほしいですけど)妄想は自由ってことでおkでしょうか?笑
いや、この友情回に言うことではありませんが、読者としては気になりますよねー。
今後も続きがたのしみですね!妄想しながら待つことにしましょう!!笑
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次回の妄想
今回でいったん一区切り、といった感じがうかがえますので次はどんなエピソードが来るのかお楽しみ、といったところでしょうか。先日、ましろ先生のTwitterに椿ちゃんと山田のイラストが載っていましたから、久々に椿ちゃん登場回になることは確定だと思うのですが…
このときの椿ちゃんの顔がおだやかな笑顔を浮かべているので、山田くんといい友人として関係を続けていけているのが感じ取れてとても嬉しいです。椿ちゃん、良い子なので幸せになってほしい。。。
さてさて次回はどんなお話になるのでしょうか!また2週間後を楽しみにしましょう…!
★第56話 「よくあるやつだよ」