※注意:ネタバレを含みます!
ーーー目次ーーー
第58話 「私がそれをやめたら」
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あらすじ
毎日、どんどん大きくなる山田への「好き」。ときどき破裂しそうなほど膨れるこの気持ち。徐々に深まっていくキスをしながら、茜は思います。止めるのは自分の役目だと思っていたけれど、
茜(私がそれをやめたら、山田はどうするんだろう)
そんなとき、山田のスマホが着信を知らせます。電話に出ていいよ、と言われ山田が電話に出ると、まさかの高校の女子からで唐突に告白タイムが勃発。
気を遣ってそろ~りその場を離れた茜は、改めて山田のモテ具合に危機感を抱きます。もやもやと気になることが色々出てくる茜。しかし、
桃「どうだっていいのよ、そんな些細なことはっ」
この場にいない親友の般若のような本気の顔と言葉をを思い出し、聞かないでおくことに…。
電話が終わり戻ってきた山田に茜は、さっきは(誘惑して)ごめんね、ただ…と言葉を続けます。
茜「私はまだ本気出してないから」
とてもキリッとした顔で言ってのける茜。対して山田は「かっけぇ」と笑います。
山田「なんで手加減してくれてんすか?」
その問いに対し、受験生だし、一応自分のほうが年上だからと理由を話すと、山田は余裕のある笑みを浮かべ宣言します。
山田「ちゃんと合格しますから、待っててくださいね」
茜「? うんっ、もちろん!頼むよっ!」
ちょっとあせあせしながら取り繕う茜を、笑顔で見つめる山田。
茜(仕方ないからその日までは、私が手加減してあげるよ)
そうして、仲良くおしゃべりをしながら本日の晩御飯の支度に取り掛かる二人なのでした。
感想
開幕早々、山田の色気がやばいです。本当に彼女一人目の高校生ですか彼は???
茜ちゃんを酸欠になるまでキス一つで追い詰めておいて、本人はいたって涼しい顔してるんですからもう何なんでしょうね。欲望に忠実なのか、冷静なのか…。なんと末恐ろしい男子高校生だ…。
そして唐突に始まる告白タイム。山田ってこういうのすご~~~くよくあるんだろうなと思います。実際に最初の方でも駅で女子に告られてましたしね。気づかずスルーしようとしてたけれども(笑)
茜ちゃんの、余裕のある年上女子を演じたいけれどちょっと隠しきれない余裕の無さ、みたいな感じが可愛いですよね。こんだけ山田がモテるところを目の当たりにしてこれば、否が応でも不安になりますよねぇ。うかうかしてたら盗られるんじゃって。山田自身は茜ちゃん以外に見向きもしてなさそうですけどね…。そう思うと椿ちゃんって、山田の中で、女子の親友(?)みたいな新ポジを確立させた勇気ある素敵な女の子ですよね。私は好きです椿ちゃん。幸せになっておくれ…。
それから桃ちゃんの顔よ。笑 死にものぐるいでしがみつけ!!って本当桃ちゃんらしいと言うか、本音ダダ漏れですっごい好き(笑)茜ちゃんにない部分を補ってくれるいい友人ダ。こちらも好きだよ桃ちゃん。(笑)
電話が終わって戻ってきた山田と茜の会話もいいですよね。茜ちゃんの言葉が伝わってるのか伝わってないのか、いまいち測りかねると彼女は思っていますが、きっと山田には伝わってるのでしょう。今までだって山田は茜ちゃんの本心をちゃんと汲み取った行動を取っているように見えましたし。優しいし。賢いし。思いやれる人だから。
大学デビューしたらあれかな、さらにお熱くなるんだろうなあと今から想像でごはんが何倍でもいただけそうですね。というか、今回の会話でまだクリスマス前だったことに気づきました。勝手にもうすっかり1月くらいなのかと思ってた(笑)そうだよね、クリスマスなんてビックイベント飛ばすはずないよね。私がうっかりしてましたごめんなさい(←?)
今後もどんどん、愛を深めていってほしいなと思った回でした。どきどき&ほっこり。
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次回の妄想
ましろ先生のツイッターに距離感の近いふかりが描かれているのが更新されていました(下絵)。これが次回に絡んでくるのかわかりませんが…。
二人は顔を突き合わせていて、山田の体勢が座って上から、茜ちゃんが下から見上げて微笑みかけている。という構図のイラストでしたね。山田の表情は髪で隠れてちょっとよみとれなかったですが、茜ちゃんは頬を染めて微笑んでいました。山田の口元…口角がちょっと上がっているようにも、そうでないようにも見えます。
一見幸せそうに微笑み合っているようにも見えますが、私にはどうも茜ちゃんが山田を励ましているような空気に見えました。。。実際どうなのでしょうね。。。
さて今回、クリスマスというワードが最後の最後で出てきたので、今後はクリスマス色のある話が展開されるのかなぁと予想します。
聖夜にちなんだ幸せなふたりのお話が見られますように!次回も楽しみです!
★第59話 「もうずっと昔のこと」