※注意:ネタバレを含みます!
ーーー目次ーーー
第54話 「だから私たち」
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あらすじ
山田「茜さん、俺ね」
少し困ったような笑顔で顔で切り出した言葉の続きが茜に紡がれていきます。茜が誰かと仲良くなることを止める気がない山田は優しい顔で彼の本心を語って聞かせます。
山田「止めないです だってそれが悪いことだとは思わないですし」
危ないのはだめですけど、と付け加えて、誰かと仲良くなりたくてトライ&エラーを当たり前のようにする茜をすごいと思っているのだと。
山田「今俺らが一緒にいるのだって、ほとんど茜さんのおかげですし」
山田「俺 茜さんのそういうところ 好きです」
自分とは違うけど尊敬しているのだと。
そんな優しい言葉を聞いて、思わず涙が溢れてしまう茜。涙を拭いながら、強めに慰めたでしょと言うと、山田から心強い言葉がまた返ってきます。
山田「味方は多いほうがいいでしょ」
茜は山田に抱きついて、山田もそれを受け止めます。ベッドと枕に身を預けてキスをして、いい雰囲気が加速していきます。しかしそこで待ったをかけたのは、
山田「茜さん あの ちょっと待って」
茜「? ごめん重かった?」
山田「いや そうじゃなくて…」
キスをしている最中もすこし右側を気にしていた山田。そう。右にはソファー。そこにいるのは…いびきの止まった谷さん。それを指摘すると、茜は目をまんまるにして固まりまってしまいます。むくり、と静かにゆっくり起き上がる谷さん。
谷「なんで言うんだよ!寝たフリしてやってんのに!気にせず続けてよっ!!」
完全に谷の存在を忘れていた茜は顔を真赤にして、山田の後ろに隠れてしまいました。
しかし、ことの一部始終を聞いていたであろう谷さんは山田の慰め方を褒め(何目線なんだろう笑)、それに茜も元気を取り戻したことで場が明るくなります。山田の言葉で自分らしさを取り戻した茜は、ひどいことを言い合ってしまった結衣ともう一度話をしようと意思を固めます。
茜「だから私たち 仲直りしなきゃ」
言葉とともに描かれた最後のカットには、ひとり自室へ帰り、全てを放り投げてベッドで縮こまって涙を流す結衣がいました。
感想
山田が茜ちゃんのことをどう思っているのかが優しい言葉で紡がれていく今回。あまり自分のことを語らない山田くんですが、語るときはすごく明確な意思を持って言葉を伝えていて、それでいてとてもあたたかく優しいのがいいですよね。すごく好きです。
谷さんもなんやかんや空気読んでくれてるし(もって空気読めないキャラかと思ってた笑)、茜に恥をかかせないように谷さんが起きてることを教えてあげる山田も、優しい!
結局谷さんは追い出されることなく居座りましたねw でもそのおかげで、シリアスがシリアスになりすぎず、ちょっとコミカルに茜も元気を取り戻せたと思うのでいいポジションを押さえてくれてるなと個人的には谷さん好感度が上がりました(笑)
茜ちゃんのすごいところは、人と仲良くなることを恐れないこと。どちらかというと私も山田側の人種なので、そういう人を見ると眩しい存在にうつります。だから、いつも他人のいいところを見つけるのがうまかったり、ポジティブに考える茜ちゃんが、結衣に対してマイナスなことを口にしたときは少し珍しいなと思いました。最後は結衣ちゃんともいい関係になってくれることを祈ります。ただ、今の状態の結衣ちゃんは個人的に好きじゃないので、しっかりと心理的に自立してほしいなとは思います。
そんなことより山田です!!!茜ちゃんのことを抱きとめる手が最高にイイ。抱きとめたあと茜ちゃんからキスしてる一発目、ちょっと髪で隠れて口元は見えなかったけど、山田の目が優しく細められていて、あれで広角が少し上がってたら最高にいいなと思ってみてました!!!!完全に茜ちゃんのほうがスイッチがはいった感じになってて、どんどんふたりの距離が心も体も近くなっていくのは、なんかこう、ほわほわしますね。。。
本当に主要キャラがいい子ばっかりで、気持ちがスキッとするのが好きです。
★第53話はこちら↓↓
次回の妄想
うーん、いったんいい雰囲気のお話はここまでってかんじでしょうか?次回は結衣ちゃんとの仲直り回へ話の方向が向きそうな感じがします。そうなるとバイトが一緒の長谷川くんとの話なんかも絡んでくると思うので、まずはそっち側の話が進むのでしょうか…。長谷川くんからまず結衣ちゃんの様子を聞いたりするのかな、その現場とかに山田か瑛太が現れて、えっみたいな空気感になったらちょっと面白いですね。笑
もしそうなっても山田はびっくりはしないか。応援してる側だし…でもちょっとくらいヤキモチ焼いてるところ見てみたいのよ!山田くんへの愛しさが増すエピソードを期待致しております!再来週の更新もとっても楽しみです!!
★第55話 「でもまだ友達」