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【鬼滅の刃】竈門炭治郎立志編 第二夜「浅草編」その② 感想

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今秋から始まる鬼滅の刃 アニメ第二期『遊郭編』

それに向けた第一期『竈門炭治郎立志編』の特別編集版と映画『無限列車編』のテレビ放送が開始されました。

今回は、第二夜「浅草編」の感想です。

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※注意:ネタバレを含みます! 

ーーー目次ーーー

第二夜:竈門炭治郎立志編〜浅草編〜その②

<< 第二夜:竈門炭治郎立志編〜浅草編〜その①

>> 第三夜:竈門炭治郎立志編〜鼓屋敷編〜その①

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あらすじ

←前半部分の「浅草編」その①はこちら

***

急襲を仕掛けてきた朱紗丸と矢琶羽は、鬼舞辻の命の下、炭治郎の首を狙う。彼らは鬼舞辻直属の配下である”十二鬼月”を名乗り、また”逃れ者”の珠世の存在に気がついた2人は彼女の首も持ち帰ろうと画策する。

矢琶羽vs炭治郎と朱紗丸vs禰豆子、珠世、愈史郎の二手に別れ応戦する4人は各々に苦戦を強いられるが、炭治郎が水の呼吸の技を柔軟に応用し、矢琶羽を撃破するのだった。

***

 炭治郎に首を斬られた矢琶羽は、相打ちで最期の反撃を仕掛ける。なんとかこれをしのいだ炭治郎だが、肋と足の骨が折れ、疲労で刀も握れない状態で地に伏してしまう。

一方、朱紗丸の容赦ない毬攻撃を受ける3人は、禰豆子を主体として応戦する。人の血肉も喰らわず、自らの力で急速に成長した禰豆子は、朱紗丸と互角に戦えるようになっていた。

しかしこれでは危険だと判断した珠世が血鬼術で、朱紗丸の口から「鬼舞辻」の名を言わせ”呪い”を発動させる。これにより細胞を破壊された朱紗丸は、そのまま朝日を浴びて灰となって消えた。

戦いが終わり、別の地に身を隠すことにした珠世と愈史郎は、自身が責任を持って禰豆子を安全に預かることを提案するが、兄妹の絆と決意は強く、もう二度と離れないよう固く手を繋ぎ、丁重に申し出を断った。

そして、鎹鴉からの司令で次の任務地へ向かう道中、炭治郎は女の子に縋り泣き喚く黄色い少年に出くわすのだった。

 

 

感想

第二夜はTVアニメ第6~10話で構成されました。完結済みの原作の内容を踏まえながら、楽しくアニメの感想を綴っていきます!

「浅草編」の後半では十二鬼月だという二人の鬼との激しい戦闘となります。派手なバトルは少年漫画の醍醐味でもありますが、この戦闘をとても鮮明により白熱した迫力あるものに仕上げてくれたufotableは本当に凄いと思う。映画級のアニメーションに毎度感心してアニメ見てました。。。

TVアニメ:8話目「手毬鬼と矢印鬼」
色付きの朱紗丸ちい矢琶羽がいい!オレンジと緑の色合わせもすごく好き。
朱紗丸は毬一個で家をめちゃくちゃにできるパワーもすごいんだけど、彼女の弱点はおそらくあの単純な子供のような性格のための短絡性だと思われるので、それをカバーできる矢琶羽の矢印と組み合わせて複雑な動きを兼ね備えた毬パワー破壊はとても合理的。能力的にもよい組み合わせの即席チームだなと思いました。
炭治郎には血鬼術の矢印が見えないので、最初めっちゃ苦戦してましたね。それでも毬を曲線で突くという解を瞬時に弾き出す頭の柔軟性と発想力は素晴らしい。違うアニメだけど「小僧、お前普段から色々と考えて動くタイプだな…」って声が天から聞こえてきそう(ヒロアカ激ハマり中←)。
そして珠世をかばっていた愈史郎はもろ毬を頭に食らって、首から上が消し飛ぶなかなかのショッキング映像。この戦闘、けっこう子供にはグロくて怖すぎるんじゃない…?っていうシーンめっちゃありますよね。呪い発動とかまじであれアカンと思う…ショッキングすぎて(笑)でも全世代が見てるアニメだし…今どきの子供はグロ耐性を常備してるのか…?まあ、内容が面白いので内容改変せず放送してくれるのはありがたいのですけれど。
珠世様が、自分たちのことは守らなくていい、鬼だから。と炭治郎に告げるところ、彼女はどんな思いで口にしていたのだろう。鬼狩りである炭治郎が鬼を守ろうとする、という状況からして通常考えられない状況ではありますが…。珠世さんからしたら、人として接してくれる炭治郎に感謝はしているだろうけれど、忠告、釘刺しのような含みもあるような気がしました。
復活した愈史郎が本音を口にして「珠世様と過ごす二人の時間を邪魔するやつが大嫌いだ!」と吠えています。おそらくこれには鬼狩りとしての炭治郎も含まれており、まだこの時点では二人とも炭治郎を完全に信用していないというか信用してるけど一線を引いている、というような状態なんだろうな。
けれどもこの状況を打破しないと珠世さんを守ることも逃がすこともできないので、炭治郎に彼の「視覚」を貸してくれる。これで矢印に対して対応策を練る土俵にようやく立った炭治郎は、全員を守るようにひとり隠れ家の外へ出て朱紗丸と対峙する。
このとき矢琶羽が姿を隠すように木の上へ逃げているので、禰豆子をその対応へ当たらせる。炭治郎は、鬼としての禰豆子の強さを信頼している様子。でも無茶はするなと心配もちゃんとしてて、いいお兄ちゃんですよね。
そしてこのシーンはまさにOPに使われているところで、背中を預ける兄妹がすごくかっこいいなと思ったシーンでした!
ここからは炭治郎と矢琶羽の戦闘シーンですが、地味に炭治郎のツッコミどころのずれてる思考が笑えて、シリアスなのにシリアスさが薄れるのがツボです。手の目玉気持ち悪いな!って思うのはたしかにその通りだし口に出したわけじゃないんだから謝んなくていいのにww  真面目に申し訳ないと思いながら戦っちゃうの炭治郎らしい配慮が見えますよね。
たしかに矢琶羽のあの目玉もなにか過去に原因があって、それが本人をすごく傷つけるようなものだったらと考えると、気持ち悪いと思うことも申し訳ないことではありますもんね。。。
何も知らない人に対して、初対面で見た目がどうだと拒絶するのは良くないですよね…。
そしてこの戦闘シーンでは、炭治郎が矢琶羽の目から繰り出される矢印(こうけつの矢)と激しい戦いとなります。炭治郎には機転の利いた対応が常に求められる、単純明快な殴り合いとは行かないいやらしい血鬼術ですね。この戦闘の音楽もいいんですよね、緊迫感がある険しい戦いをより色濃く際立たせる音で、それだけで手に汗握ります。 
炭治郎は矢に対抗すべく、技の応用をめちゃめちゃ使いいます。これ、初めて見たとき「えっ、本家本元の型より先に応用見せちゃうの??」ってちょっと驚きました。基本最初の方に出てくる敵って、習ったまんまいかに技と頭を回転させるか、みたいなものが多いので。そしてこの炭治郎の思考の柔軟性である。
朱紗丸の毬を捌いたときも、技をくっつけてやってましたもんね。そう!その時の愈史郎の炭治郎を囮にして逃げようとする姿がもうw 珠世さんショック受けちゃってるじゃんねw
話を戻して矢琶羽との戦闘ですが、彼の矢印を水の流れに見立てるとは、よく思いついたなあ。たしかに、流れを利用して技を出すという技自体の本質を理解していれば応用は難しくないのかもしれませんが…。戦いのさなかに考えてとっさに判断、使用できるというのはやはり凄いことだと思います。んでここの水のエフェクトがかっこいいですよねー。矢印の赤と混ざって、捻れた水流がすごくかっこく美しかったです。
無事、矢琶羽の首を斬り落とすことができた炭治郎。こんな2戦目、1人でよく耐え忍んだよ…!

 

 

TVアニメ:9話目「ずっと一緒にいる」
た!炭治郎に矢印が生えた!!!笑
今回の浅草編ではいい感じに話が繋がってるのでそうでもないんですけど、これTV放送のとき、開始早々の炭治郎の危機にちょっとびっくりしたのを覚えてます。しかも相手はもう絶命しようとしてて、普通ならCM挟んだ後半に持ってくるだろこの場面!と思ってしまった個人的にちょっと衝撃回でした。でもなあ、炭治郎がかっこよく勝ったところで区切りってのも気持ちよくていいから、難しいよねぇ。話の切れ目を視聴者にわくわくさせるように考えてる人はすごいと思う。脚本の人なのか構成の人なのか監督さんか分かんないけど。
ごっりごりに水の呼吸の技を連発していく炭治郎。地味にここが多くの正規技、解禁の瞬間(笑)衝撃を緩和できるほどの技ってすごい威力だなあ。
何とかしのぎきったあと、あばらと足の骨が折れてしまった炭治郎の疲労度がすごい。刀が握れないほどの疲労。普段よりずっと緊張を強いられる状況で、技を出すのに筋肉を酷使しすぎたんですね。握力がもうなくて口で刀をずりずりと。あごの力もすごいな炭治郎。
突っ込みどころは多いですけど、禰豆子たちが戦うほうへ、這ってでも向かおうとする姿は兄としても鬼殺隊としてもかっこよかったですね。
さて、禰豆子たちVS朱紗丸のチーム鬼。鬼の体を吹き飛ばしてしまうほどの威力の毬を相手に戦う禰豆子と愈史郎。単純な攻撃をする禰豆子と、血鬼術で翻弄しにかかる愈史郎を相手に、朱紗丸は砂ぼこりを立てて応戦するなどして意外と頭も使える模様。ごめん、完全な単細胞かと思ってた()
うっかり禰豆子が毬を蹴飛ばそうとして、足を持っていかれてしまったとき、よくよく珠世さんが観察して薬を使ってくださったの、お医者さんな感じでとても好きでした。禰豆子の暗示が見せる姿も、竈門家の母親の姿ですし、そういう存在だと認識しているのでしょう。かわいいです。そして珠世様は今日も美しいです(愈史郎化←)
禰豆子の足の血が止まらなかったのは、やっぱり寝るだけでは回復が追いついていなかったせいでしょうか?疲れがたまってる…というか飢えてる?状態なのかな。珠世様の使った鬼専用の回復薬の成分がだいぶん気になりますが、そんなものまで作ってしまうとは相当自分や他の鬼の体を研究したんでしょうね。もちろん人間界に鬼の薬なんてあるわけがありませんし…。珠世さまは強いお人だ…。
そして急激に強くなる禰豆子。回復薬と彼女自身の力でものすごいスピードで成長する。自力で呪いを解除できるほどの意志の強さがある彼女だからなせる技なんでしょうねぇ。恐ろしいスピードの蹴鞠が繰り広げられ、あたり一帯砂ぼこりがすごそうw
ふたりともが力が拮抗して一向に終わらない蹴鞠。どんどんと険しくなっていく顔が(笑) 女子って怖い(笑)
しかし禰豆子の渾身の一撃が入りましたね!朱紗丸に受けては危ないと察知させただろう程の威力!すさまじい力だわ。しかし朱紗丸も本気を出そうとわきわきしだしたところで、珠世さまの助け舟が入りました。白日の魔香、すごい威力です珠世様(愈史郎化2回目)。珠世さまが術を展開してる時の音楽が雅でめっちゃ好きでした。
あの~。えっと呪いが発動したあの絵面はOKです?放送して、子供がみちゃって大丈夫なやつ?w まだほら、色が生々しくなければ大丈夫でしょうけど、あんな色味じゃもうかなりの衝撃よ?ちょーぜつしょっきんぐよ?笑
大人でも目を覆う絵面なのに、最近の子供は本当に、すげぇって思います。
それを間近で直視した愈史郎と這ってきた炭治郎の反応が正しいです。禰豆子は術を吸って寝そうになっててかわいかった。そういえば、人体に害が出る魔香を吸って寝そうになる禰豆子はちょっとやっぱり人間よりなのかな。どう害がでるかまで言ってなかったので分からないですけど。
愈史郎が一応、炭治郎の口に布を持っていってあげてるのがなんとなく可愛らしかったし、あ、ちょっと認めてくれたのかなって感じがして微笑ましかったです。珠世さまファーストすぎて放置してすぐどっか行ったのはまじで笑いましたけどもw
そして、細胞レベルで破壊されてなお喋る朱紗丸はすごい…鬼なのだなと思うと同時に、「毬…」「遊ぼ…」と繰り返す様子から見るに、子供のまま鬼になって遊びたいっていう気持ちがものすごく強い子だったんだろうなと思いました。最後の方まで漫画をご覧になってる方は分かると思うんですが、猗窩座がね、そうですもんね…。
陽光が差し込まない地下に行った4人がまた良かったですね。珠世と癒史郎、禰豆子と炭治郎、そして新たに生まれたこの4人の絆が描かれていました。兄妹の絆は本人たちの意思も加わり、「兄妹の絆編」よりもより強固な物になって、禰豆子が珠世さまからの提案に迷う炭治郎の手を握るシーンはぐっとくるものがありました。愈史郎も愈史郎で、多分、珠世様が昔言った、人でなくなるということは「辛く苦しいこと」だという言葉があって、今の珠世様ファーストの根底になっているのだろうと思うのです。一人にはさせまい、と思っているのではないかと。
愈史郎が最後に「炭治郎」の名をしっかりと呼んで「お前の妹は美人だよ」と言ったのも、すごく印象的でした。2人を認めて、友好的な関係が築けた瞬間だと思います。それに対する炭治郎の笑顔も、はじけんばかりで素敵でした。
さて、珠世さまの家をでた炭治郎と禰豆子。道中で出会った泣き叫ぶ黄色い少年(笑)
善逸ーー!!初登場からうるせぇww これからは彼ら同期も加わり愉快な(?)旅路が増えますね!同期組が登場して以降の掛け合いがものすごく好きなので、次回が楽しみです。笑

 

 

「浅草編」まとめ

この浅草編では、いかに鬼舞辻無惨という鬼が残酷非道であり、同胞の鬼、人間に対してどのような仕打ちをするのかということがはっきりと描かれました。基本的に独裁制で同胞を増やしたくない鬼舞辻のえぐい人間性?鬼性?が存分に発揮されていました。

自分を慕ってくれるものにすらあの仕打ち…。恐怖政治してないともう誰もついて来やしませんよ…。

炭治郎たちはこれからこんな残虐非道なやつらに立ち向かっていかなきゃいけないので、是非とも強くなっていってほしいですね…!

 

★第三夜「鼓屋敷編」その①

【山田くんとLv999の恋をする】第63話「日々学んでいます」 ネタバレ感想

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階段から落ちそうになった茜をなんとか守った山田。

茜から事情を聞き慰めるも、その心中は決して穏やかではない…。

f:id:izayohitsukiyo:20210930012000j:plain公式ツイッターより拝借

※注意:ネタバレを含みます! 

ーーー目次ーーー

第63話 「日々学んでいます」

<< 第62話 「うるさい」

>> 第64話 「なんとなく好奇心で」

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あらすじ

パスケース落としましたよ、と声をかけられた山田。気を取られて茜の手を離した直後、茜は階段から落ちそうになります。

それに気づいた山田は、慌ててとっさに茜の腕を引き戻そうとしますが、落ちていく茜の方へぐんっと引かれてしまします。あわや二人で落下かと思われましたが、山田の機転と反射神経でなんとかその場に踏みとどまることができました。
山田は茜を抱き込んで、階段に座り込んだまま安堵の息をつく一方、茜は山田の腕の中で青ざめていました。

………

茜の家へ立ち寄り、肩を強打した山田の応急処置を行いながら、茜は寝不足になった事情を話します。

茜(私の不注意だったのに、山田に汚させるなんて最悪だ…)

自責の念を感じている茜に、山田はもっと機能性のある靴を履いたほうが良いと安全靴を提案します(冗談で)。冗談を言って小さく笑ってはくれるものの、一向に茜の方を向かない山田に茜は不安になります。

怒っているのかと聞くと、そうではないと山田は答えます。もっと早く言ってくれれば、と言う山田に茜は言えなかった理由と気遣いをいいますが、

茜「とりあえず耐えれるうちは一人でどうにかしようと…」

山田「どうにかできてたんですか?」

茜に左肩を冷やしてもらいながら、依然振り向かずそう言った山田。
茜は冷やすのを止め、そのまま顔を覆って泣いてしまいます。その姿に気づいた山田は、茜を抱きしめます。

山田「ごめん、嘘。………ごめんなさい」

真剣に謝る山田に、茜は最近の自分のだめ具合のせいだといいます。

山田「日々学んでいます」

茜の扱いや様子について、学習したから次からは大丈夫だといい、茜はくすりと笑います。その様子に少しほっと息をついた山田。しかしその手は強く茜を抱きかかえ、なにかを責めているような決意したような表情をしていました。

………

問題の隣の部屋。不動産からの騒音注意の電話が鳴ります。家主は応答するものの「はいはい!大丈夫大丈夫!ちゃんと分かってますからー!」と全く聞く耳持たず電話を早々に切ってしまいます。

どうやら動画配信をしているようで、リスナーが増え始めて頑張っている配信を頑張っている模様。デスク前の壁には目標が貼られています。

隣人「邪魔すんなよなぁ」

とスマホを投げ捨て、マウスを操作するのでした。

 

 

感想

山田視点で茜ちゃんが転げ落ちるシーンから始まった今回。

山田側の詳細な様子が描かれていて、見てるとスルッと無意識に近い状態で茜ちゃんの手を離しちゃった山田。パスケースを拾った男性の視線を追うようにして、茜ちゃんの異変に気づいた山田。

…これは、山田にとってはというか彼氏としては結構しんどい…責任を感じてしまう案件だろうなぁ…。特に山田優しいし。絶対、時が止まったように見えたと思う。

でも気がついてからの山田はかっこよかった!!!
すぐに体が動くのも、その後身を呈そうとするのも、茜ちゃんを大切に思っているのがにじみ出ているようでめっちゃ好き…。手すりを掴んでなんとか階段にとどまれた腕力すごい。手すりと壁に激突してかなり痛かっただろうけど、なんとか落ちずにすんで本当にホッとしました。

一番怖かったのは見てるだけのパスケースお兄さんだよね。もう顔覆っちゃってるし!一番怖かったし一番ホッとしてそう、なんかすごく人の良さそうなお兄さんだった。

そして茜ちゃんを抱き込んだ山田!!!長い安堵のため息がちょっとごめん色気がすんごいよ。首が、首。首が長いのよ!!!

茜ちゃんが大変な状況ですけど、彼女を守るかっこいい山田が見れて私はちょっと浮かれました。イケメンなんだもん山田。かっこいいわぁ。こんな彼氏欲しい…スパダリじゃん…。ナイスキャッチじゃん…。

 

 

さて、そして茜ちゃんの家での応急処置ですが。
お互いに自責の念がすごく見えますね。茜ちゃんは自分の不注意から山田に怪我(結構な打ち身)をさせてしまったこと。山田は茜ちゃんがここまで酷くなるまで気付いて声をかけてあげられなかったこと。
と、多分、茜ちゃんに頼ってほしかったんだろうなぁ。靴の話題でもっと安全に歩けるようにしろと冗談をいいつつ、なにもできなかった自分が歯がゆいだろうし。
怒ってはないけど、でもたぶん自分を責めてるし、茜にもちょっと八つ当たり気味になってるんじゃないかなってちょっと思ったりします。
冷静な山田には珍しい感じですけどね。
しかもその態度が、より茜ちゃんの自責の念に重しを乗せにきてて、最終的に泣かせてしまうという。

茜ちゃんを抱きしめて謝って慰める山田は紳士的だけど、やっぱりすごく気にしてるなぁって最後の山田の顔と腕からめっちゃ感じました。あとシンプルに隣人への怒りかな。
綺麗なお顔が鋭いお目々に…。

 

 

で、こんなシリアスな場面でちょっと申し訳ないなと思ったりするわけですが。
山田がね、上裸なんですよねぇ。茜ちゃんに冷やしてもらうのに、脱いでって言われて服脱いでるから上裸なんですよねぇ!

……イケメンが上裸で泣いている女子を抱きしめている。しかも慰めの意味を込めているから、絶対めっちゃ優しく抱きしめてくれている…!けしからん。ちょっとどんな感覚なんだろうとか、どんな匂いなんだろうとか具体的に想像してみたくなるから、このへんで自重しますが、脱いだ山田が茜ちゃん抱きしめたわ(言い方)

山田くんにはぜひ茜ちゃんを大切に守ってあげてほしいですね。

そして日々茜ちゃんの扱いに詳しく上手になっていく山田くんの様子が見られるのは尊いのでもっとやってください。ありがとうございます(?)

そして最後に登場したのは、隣人の男性でしたね。クスリでもやってラリってんのかと思ってたのですが、よかったただの配信者だったわ(笑)いや状況的には良くないですけどね。

壁に貼ってある目標には「春休みは必ず毎日配信する!!」という文言がありますねぇ。ちょうど今春休みの時期ですから、それでひどくなってたんですね。

「目指せフォロワー10万人!!」というのはご立派な目標ですけど、場所と時間は選んで配信していただきたいものですね。防音工事はしていただかないと。というかこんな学生が住むようなアパートでやっちゃだめでしょうよ、音ダダ漏れじゃないですか。

ゲームをしてるだけでなんか有名人になってるプロゲーマーの山田という男を見てほしいですね!!!近所迷惑だめよ!!!

 

 

 

★第62話はこちらから↓↓

 

 

次回の妄想

隣人さんが配信者だと分かったところで、これに対する一時しのぎじゃないですけど、対策が必要になってくるのでそれのお話になるんでしょうか?

桃ちゃんとかも交えて話がすすむのかな。山田の家に一次避難とか、山田に家に来てもらうとか、そういう案が桃ちゃんからは自然と出てきてくれそうw

なんにせよ、まずは茜ちゃんにはちゃんとしっかり眠って体力を回復してほしいですね!

 

★第64話 「なんとなく好奇心で」

【鬼滅の刃】竈門炭治郎立志編 第二夜「浅草編」その① 感想

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今秋から始まる鬼滅の刃 アニメ第二期『遊郭編』

それに向けた第一期『竈門炭治郎立志編』の特別編集版と映画『無限列車編』のテレビ放送が開始されました。

今回は、第二夜「浅草編」の感想です。

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※注意:ネタバレを含みます! 

ーーー目次ーーー

第二夜:竈門炭治郎立志編〜浅草編〜その①

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>> 第二夜:竈門炭治郎立志編〜浅草編〜その②

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あらすじ

鎹鴉から指令を受けた炭治郎は、毎夜少女が消えるという北西の町に向かう。

町につくとすぐに、一昨日目の前で婚約者が消えた和巳という男性に話を聞き、鬼の姿を追う炭治郎。夜になり、鬼の匂いを捉えた炭治郎は、和巳を守りながら鬼との戦闘を開始する。

相手は沼を使う異能の鬼で、炭治郎はそれぞれ性格の違う3人の分身体と戦うことになる。次第に激しくなる攻撃に、禰豆子も加勢し攻防する。

***

炭治郎と禰豆子は協力し、沼の鬼を追い詰める。しかし、竈門家の仇であり、すべての元凶である鬼舞辻無惨の名を出したとき、沼の鬼の様子が急変する。結局何も聞きだすことができないまま、炭治郎は町を後にする。

次なる任務は、東京浅草での調査だ。鎹鴉に急かされ、早々に浅草へ向かった炭治郎。しかしそこで鬼舞辻の匂いが漂っていることに気づく。我を忘れて匂いの元を辿ると、浅草の雑踏の中、人間の家族を持ち、人間として生活するその鬼の姿を見つけるのだった。

***

炭治郎から逃れるため、騒ぎを起こし巧妙にその場を離れる鬼舞辻。

騒ぎの収拾に炭治郎が奮闘していると、二人の鬼(珠世と愈史郎)が現れ力を貸してくれた。炭治郎は禰豆子を連れ、医者をしているという二人の隠れ家へ赴く。そこで話を聞き、二人を信用した炭治郎は、鬼になってしまった人を人間に戻す方法を探していることを相談する。そして、珠世と共に人間に戻る薬を作る研究に協力することを約束する。

しかしその直後、鬼舞辻からの刺客の攻撃が四人を急襲するのだった。

***

→「浅草編」その②へ続く

 

 

感想

第二夜はTVアニメ第6~10話で構成されました。完結済みの原作の内容を踏まえながら、楽しくアニメの感想を綴っていきます!

この「浅草編」では「鬼舞辻無惨」という鬼が、鬼にとって、人にとってどのようなものなのかが全編通して描かれています。その中で、今後、炭治郎や鬼殺隊にとって重要な協力者となる珠世様と愈史郎との出会いがあり、炭治郎の目標がより明確になる部分でもありました。

TVアニメ:6話目「鬼を連れた剣士」

鱗滝さんに感慨深げに見送られながら初任務へと向かう炭治郎。鱗滝さんの温かい親心がここで一旦見れらなくなるのがとても寂しい気分です。最終選別に送り出すのとは違う、一人前になった弟子を送りだす姿がいいですよね…。

そして禰豆子を背負うためのお手製の箱まで用意してくれるこの優しさ。軽さや耐久性まで気にかけてくれて、きっといろんな材料を探して色々考えて作ってくれたんだろうなと想像するともう、鱗滝さん大好き…!そりゃ禰豆子のあの、最終戦(無惨戦)直前に鱗滝さんに預けられたときの甘えようにも納得ですよ!私も大好きになってしまうもの。。。

北西の町に着いた炭治郎は早速鬼を辿れそうな情報をキャッチ。もう心身ともにやつれてしまった和巳さんに聞き込みを行います。突然目の前で消えた、なんて話して常識で考えればあり得ない状況で、婚約者が消えたことのショックで気がふれたと思われることも責められることも多かったでしょう。鬼という存在を知っている炭治郎が来たことで、やっとその元凶に対応することができるわけですが、それでも死んだ人間が生き返るわけでもなく。辛い現実です。

町の調査を始める炭治郎。地面の匂いをいきなり嗅ぎ始めます。

………この姿、ちょっと大分既視感が(笑) あの、犬夜叉…。犬夜叉がよく人里で地面嗅いで変な顔で周りの人に見られてたのをものすごく思い出しました。懐かしい。ああほら、炭治郎も堂々と道に這いつくばるから町の人みんな見てますよ。(笑)

夜になって、異能の鬼が沼を発動して少女を今夜もさらって食おうとしています。しかしあの沼便利だな。人を食うのに使わず、移動手段として使ったらどうだい沼鬼さんよ。突然家の中で、しかも布団の中で沼に沈められた少女は気の毒だ。ホラーの常套手段だし、これから先、トラウマで布団で寝れなくなりそう。というか床で寝れなくなりそう。。。

この襲撃がきっかけで鬼の匂いを捉えることに成功した炭治郎は一気に駆け出します。狭霧山での訓練がめっちゃ実を結んでる。身体能力の向上が著しい。素晴らしい努力と感じる速力と跳躍力、嗅覚。和巳さんもびっくり。鬼殺隊は政府非公認の組織だから、その存在を知っている人もほとんどいないだろうし、炭治郎もちょっと危ない人みたいに見えちゃう可能性ありますよね。

そして嗅覚で鬼の居場所を特定して、グサッ。無事に拐われた少女を助けて和巳さんに預け、二人を炭治郎が守るということになりました。何度も言うけど初任務で荷が重いのよ!笑

予想外に鬼が3体に分裂してるし、いきなり異能の鬼だし、炭治郎は実践で力を飛躍させていくタイプなのかな!?もちろん器用なタイプではないので、地道に積み重ねた努力の上でですけど。結構新人ひとりには荷の重い任務だと思うのですが、柔軟な思考で敵の行動にも対応してしのぐ彼は凄いと思う。

そして炭治郎のピンチに、箱の扉ごと蹴り開けて鬼の首をドリルのように回転させちゃった禰豆子。箱の扉が壊れなくて良かったね。結構な勢いで蹴ってましたよね(笑)そして炭治郎の背中から通常サイズに戻った禰豆子が出てくるこのカット、めっちゃかっこいい。禰豆子、かわいいのにかっこいい。竹を食んでるのもまた可愛いのよね。轡だけど。

禰豆子が鬼として、鬼狩りを手助けする最初のシーンです。 炭治郎の鎹鴉も、きっと全部どこかから見ていて、お館様につぶさに報告をしているのだろう。いくら元水柱の鱗滝だんに、元水柱の義勇さんが認めているとはいえ、鬼を連れるということは、やはりそれなりに信用を得るまでには時間がかかるだろうから。

 

 

TVアニメ:7話目「鬼舞辻無惨」

禰豆子が鬼として沼鬼に向かって、ごりごりに戦っていきます。炭治郎が深追いせず戻ってこいと声をかけたときも、沼鬼の突然の攻撃を軽々かわして炭治郎の元へ戻ってきました。

鱗滝さんが、必ずしも守らなければならないほど弱くはない、と言っていた意味を理解する炭治郎。もしかしたら現状の炭治郎より鬼に対しての戦闘なら、禰豆子のほうが強いくらいかもしれない。

言葉は話さないし、幼子のような反応しか普段は返さないけれど、炭治郎の言うことをしっかりと理解して、お互いを信頼して沼鬼と戦う姿には、やはり強い絆を感じました。

炭治郎が沼の中で二人の沼鬼を相手取っているとき、俺がどこで修行したと思ってる!ここよりもっと空気が薄かった!って言ってたけど、つまりあれかな、炭治郎は沼の中で息をしている……の、か? 沼鬼は歯ぎしり激しくてすごい音立てながら迫ってくるから、居場所を悟らせないとかそういう発想がない鬼なんだな、沼で姿隠してるのに()とか思ったりしてしまう私はきっと心が汚れているのだ。

ねじれ渦で見事戦闘に勝利した炭治郎。沼鬼がコレクションしていた、少女たちの遺品(髪飾り)を見つけて、和巳さんに持って帰ってあげようとするのが優しさに溢れていて。それを見た遺族は、やるせない気持ちになるし、少女たちの死に際の苦しみや恐怖を考えて心を傷めずにはいられないだろうけど、やっぱり、身につけていたものが返ってくるというのは少しでもその子のことを感じられるだろうから…。きっと炭治郎も家族を埋葬してそのまま旅に出なければならないというのは計り知れない辛さだったんだろうなと思うのです。沼から持ち帰った遺品が、遺族の元に戻っているといいな。

一方、地上では禰豆子が鬼と格闘中。

禰豆子は異能が使える鬼から見ても強い部類に入るらしい。そりゃあ、今後どんどん覚醒しますから、その分の力は秘めているわけですもんね。単調な攻撃しがまだできないのは鬼になって、眠りから目覚めてからまだ間がないからでしょう。そしてこれが初めての危機への直面。

「分けられた血の量が多い」=「鬼舞辻の力により近い」という意味であることが珠世からの説明で明かされます。となると、禰豆子は今後上弦の鬼にも匹敵していくので、相当な量の血を取り込んだことになる……。その状態で鬼舞辻の呪いを自力で外しているとは。やはりかなり特殊な鬼なんだなぁ。

でもいくら強くても単調な攻撃なので沼鬼に反撃を許して額が裂けてしまいます。痛そう…まだ傷の治りがめっちゃ早いわけじゃないからかわいそう。

しかしそこに颯爽と駆けつけるお兄ちゃん!沼の中で二人の鬼を倒した炭治郎が禰豆子を守ります。禰豆子の目がキラキラしてる。彼女自身の感情が、言葉は無くてもしっかり存在ししていることがわかって微笑ましいです。

炭治郎は沼鬼を追い詰め、鬼舞辻に関する情報を聞き出そうとするも、まさかのガックガクに震え上がっちゃう鬼。もはや鬼に対峙したら鬼舞辻について教えろって言えば全員斬れるんじゃね?っていうレベルで怯えていらっしゃる。結局何も聞けずじまいでしたが、ある意味激しい恐怖政治をしていらっしゃる様子が伝わりました。

和巳さんに向けて、炭治郎が言う「失っても失っても生きていくしかないんです」という言葉にはすごく重みがあって。生きていくしかないなら、少しでもいい方向へ進めるように頑張るしかなくて。そうやって生きていく炭治郎の覚悟を聞いた気がしました。

さて、ここからは浅草編の肝、浅草へ移動していきます。ちょっとも休ませてはくれない鎹鴉さん。笑 

浅草の夜に目を回す炭治郎と、半分寝ながら手を引かれて歩く禰豆子が可愛い。街の明かりや人混みから逃げるようにして、静かな場所でうどんを食べようとするのも可愛い。しかもマフラーで頭覆って落ち着こうとしてるのも可愛い。それじゃ鬼の調査は難しそうだけどね(笑)

でもそこへ急に漂ってくる家族の敵の匂い。衝撃的すぎて全然食べてないうどんを器ごと落としてしまう炭治郎。たぶん鎹鴉が言ってた鬼ってのは、鬼舞辻のことではなかっただろうけど、鼻が利く炭治郎だったから気づくことができたんでしょう。

主人公というものは往々にして、こういう引きの強さを持ってる。家を襲ったのが雑魚鬼ではなく鬼舞辻だったのも、これもまた引きの強さなのかもしれない。

脇目も振らず人混みを掻き分けて見つけた鬼舞辻は、血のように赤い瞳の色白美形男性。問答無用で斬りかかりたい炭治郎だけれど、鬼舞辻の家族と思われる人間の可愛らしい子供を抱いて、奥さんも近寄ってきた。

たぶん、感情なんてものじゃない、お腹の底がぐるぐる回るようななんの感情が渦巻いてるのかすら分からないような吐き気を催す気持ち悪さがあると思う。言葉を発することすらできないような、そんな衝動じみた不快感。

鬼舞辻は炭治郎を見て、知らない子だと言うけれど、ひと目見て鬼狩りだと気付いただろう。そして通りがかったご夫婦の旦那さんの首に爪を立て、炭治郎の目の前で人を鬼に変えた。自分が静かに身を隠すためだけに、他を破壊することに躊躇いすらない非情さ。

目の前で苦しみながら鬼に変貌する姿を見た炭治郎は、禰豆子や家族の苦しみと重ねててしまうだろうなあ。辛いことです…。

 

 

TVアニメ:8話目「幻惑の血の香り」

炭治郎が鬼になった男性を押さえつけないと周りにも被害が出るし、男性が誰かを殺してしまわないようにしたい気持ちと、去り行く鬼舞辻の背中に見えなくなっても大勢の目の前で大声で啖呵を切るほどの渦巻く闇。葛藤の末、やはり人命を優先する炭治郎は優しく、判断や対処も冷静で、優秀さを感じさせます。

きっと鬼狩りであれば問答無用で鬼を見たら斬るという選択肢をとるのが普通のところでしょうが、鬼になった者に対して「人」という言葉を使い、守ろうとする炭治郎の行動は、逃れ者の珠世の興味をひく。

一旦鬼舞辻の話をはさみますが、路地裏で酔っ払いにぶつかられても「すみません」と最初大人しくしてるのは結構というかめちゃめちゃ意外でした。人気のない場所だし問答無用で殺すのかと…。彼にとっての禁忌の言葉たちを酔っ払いが口にして、豆腐のごとく簡単に壊され死ぬ酔っぱらいたち。あれだな…なんかもう、路地裏で出会って調子こいちゃったのが運の尽きだな…。私も変な暗がりには絶対行かないようにしよう…。

さて、話を戻して炭治郎のほう。

珠世さん美人ーー!!惑血・夢幻の香のエフェクトも鮮やかな着物の柄のようですごく綺麗でした。白日の魔香のときは吸うと人体に害が出ると言っていたのですが、こちらの方は大丈夫なのでしょうか。多分、人間がひしめいてるところで使ってるから大丈夫なんでしょうね。

ここで珠世・愈史郎に出会ったことで、鬼の中にも鬼舞辻に一矢報いたいと思っているものがいることを炭治郎は知ります。珠世さんは自分の体を自分でいじって鬼舞辻の呪いを外したと言っていますが、どうやったのでしょう…。禰豆子は鱗滝さんのところで2年間寝ている間に、おそらく体が変化している、という珠世さんの考察でしたが…。珠世さんはたぶん寝てませんし…。でも目の前で鬼舞辻が死ぬ直前くらいまで追い詰められたところを見ていますし、その弱体化している間になにやらやったのでしょうね(なんかそんな内容も本編に書いてた気が…しなくもない…忘れた←)

話が前後しますが、騒ぎを収めてうどんのお店に戻ってきた炭治郎は、うどん屋のあんちゃんにめっちゃ怒られてる(笑)食べ物を粗末にしたのだから当然!とおもってたらあんちゃんの起こってる理由そこじゃない(笑)そしてもう一回、今度は2杯分頼んで、飲むようにして食べきっただけでオールちゃら(笑)安いなあんちゃん!!!w

うどん屋に置き去りにしていた禰豆子を拾って珠世と愈史郎の隠れ家へ向かおうとしたとき、愈史郎が迎えに来てくれました。禰豆子が一瞬彼を警戒して険しい顔になり炭治郎に注意を促すように立ち止まるも、相互に敵意がない様子を見るとそのあとは随分リラックスした様子でした。ちゃんと状況を理解して、鬼と人ではなく、自分の判断で敵と味方を区別している様子がいいですね。

そして愈史郎の醜女発言に、一瞬きょとん顔のあと噴火したように反論しだす炭治郎がかわいいww 当の禰豆子本人はあまり意味が分かっていないようですが。笑

隠れ家は愈史郎の血鬼術によって隠されていました。愈史郎の術めっちゃ隠密に向いてるなぁ。あるはずのものを無いように見せたり、音も匂いすらも隔絶できるって結構凄い。しかも戦闘では視覚の共有もできると来た。激強じゃない…?完璧なわけじゃないから環境や相手によっては分が悪いですけど味方にいると強い能力だと思う。

家に入ってからというか、入る前からですが愈史郎の珠世様LOVEがすごいww 凄すぎて炭治郎に暴力を振るいまくる!バシバシ殴って投げる(笑)凄すぎるLOVEと、もう一つ愈史郎自身は鬼狩りである炭治郎に関わりたくないと言うのもこの行動の理由には含まれていそう。大部分は珠世様との二人で過ごす時間を邪魔されていること、でしょうが(笑)

珠世さんはとても理知的で愛情に溢れていて、今まで出会ったどの鬼とも全く違う上品な雰囲気の女性。愈史郎も通常の鬼とは行動も雰囲気も全く異なっていて、炭治郎いわく鬼特有の匂いも無いという。

珠世さんが予想以上の年月を生きていてびっくりした、けど確かに縁壱さんがまだ鬼狩りをしていた頃にはもう鬼舞辻とともにいたのだから…そりゃそうですよね…。そう思うと、鬼舞辻に対抗しうる力を持った縁壱が生まれてきて、縁が回って、炭治郎に引き継がれるまでって、鬼舞辻にとってはめちゃくちゃ最近の短期間での出来事なのか。なんせあの人は長生きだ…。

あと、禰豆子を人間に戻すために、珠世さんが炭治郎に協力をお願いするシーン。研究が必要なのは当然だと思うけれど、そういう血の成分の分析という概念や方法が明治の頃には確率されていたのかと、そこに驚愕のワンシーンでした。そういうことができる技術力が単純に凄い。珠世さん自身が鬼で長く生きて長く研究しているから、血力量が他の医者とは違うのでしょうけれど。鬼と人間両方の治療ができるのも凄い。つまり鬼の体のことをひとりで(途中からは愈史郎と共に?)研究しつくしているということですもんね。なんて素晴らしい医者で研究者なのだろう珠世様。

禰豆子もすっかりリラックスして畳に寝そべってうねうねしたり、炭治郎に甘えたり可愛すぎるんだが。ちょっと着物の裾が開いているので、人様の家でごろごろして太ももを露わにしているのはちょっと心配になりますが…。なぜ炭治郎は大切な妹が(一般的に見て)あられもない姿でいるのにスルーしているのか。炭治郎ならものすごく世話を焼きそうなのに(笑)まあ可愛いから何でもいいけどね。

そして突然家の壁を突き破って飛んでくる鞠!愈史郎は己の血鬼術が破られたことに一番に気づくからか、一番に全員を(多分主に珠世様を笑)守るように動いたのがかっこよかったですね。

鞠で遊ぶように破壊をする朱紗丸と矢印で方向性を操る矢琶羽。突然の敵襲でぐちゃぐちゃになってしまった隠れ家。そしてこのまま戦闘が開始されるのでした…。

 

★第二夜「浅草編」その②

V6 Groove 9/12(日)大阪:興奮だだもれ備忘録

普段であればこういった記事は書かないのですが…
コロナ禍に恵んでもらえた、V6としてのパフォーマンスを生で見られる貴重な最後の機会。
この興奮と感謝を忘れないように、記録に残したいと思いました。

9/18 名古屋:備忘録はこちら

→10/9 札幌:備忘録はこちら

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今回のライブツアーには、大阪、名古屋、札幌で各1回ずつの計3回参戦できることになりました。初日は地元関西開催の大阪です。

この大阪は私自身の名義が素晴らしい仕事をしてくれて、4枚のチケットをゲット。母と母の友人2人と一緒に参加しました。

私たちは南口16:30~17:00の入場。しっかりと検温・消毒を済ませ、入り口でデジタルチケットのQRコードをかざして紙のチケットを発行してもらいます。

今回はチケットが発券されるまで、座席の位置はお楽しみ。
密にならないように、入場時間や使用できる入り口が細かく分かれて管理されていますが、それも一概にどこの席だから何時に○扉から〜って言うのではないようです。
発券して、スマイルアップシールドをもらい、着席ブロックを確認。ドキドキ。

入場してびっくり。
なんと、センターステージの真横。
下手スタンド6列目でした。

え?こんなことってある…?
下手ステージがめっちゃ近いの!!
そりゃ、センターまで行っちゃうと流石に等身大みたいには見えませんし、横一列になったりすると奥の人が見えないなんてことがありますけど…真横ですよ!?
メンバーの美人な横顔を拝み放題な上、普段は見ることができない角度からのパフォーマンスを見られるまたとない機会です。
少しでも角度がついていれば「前から見る」ということになるわけですが、真横からだと角度によったら「後ろから見える」んですよ。
演者は基本客を意識してパフォーマンスを行うので、後ろ姿を魅せる振りでもない限り、前 or 斜め前から見るのが普通。
これを真横or後ろから見られるなんてこの特等席特権!カァ!!素晴らしい!!!

そしてなにせ距離が近い!!!!笑
センターステージでの演目がやっぱりたくさんあるので、何見てても近いんですよ。迫力がすごい。
城ホ(大阪城ホール)がいくら大きいと言っても、座ってみた感じホールの横幅でいけば、上手スタンドの人とか思ったよりはっきり見えるんです。うちわとか、ペンラとか。
てことは結構、ステージ上はわりとしっかり見え………どぅああああ!!めっちゃ見えるうぅぅぅううう!!!!!!

つまりだ。こちらからそのサイズ感で見えているということは、当然あちらからも同じサイズ感で見えているといいうこと。うん、素晴らしいなこの席。
さすがに、センターステージから真ん中にのびる花道まで行くとちっちゃいかなぁって感じでしたけど、全然そんなのどうでもいいです。楽しいのでもう。

と、まずはひとしきり座席に感動しました。

 

 

会場に来ている観客も、マスク&フェイスシールドの歓声なし拍手応援で徹底されていました。安心感が凄い。多少待ち時間に会話があったのは、否定しませんが…
でも各々がそれぞれに徹底して感染対策や自分の体調を管理して来ているというのがとても良くわかったので、なんだか嬉しい気分になりました。健くんがあれだけ丁寧に感染対策を呼びかけてくださったのだから、できる限りのことをみんなで協力できたのは喜ばしいことだなと思います。

ステージは、センターステージの真ん中から花道がのびるT字型の造り。そこからトロッコがでるのと、スタンド前に上下3つずつのせり上がり式の1人乗りステージがある感じですね。

開演前の会場は、花道に白く薄い幕が数本(多分6本)天井から下りていて、落ち着いたブルーのライトで会場内が照らされていました。まるで深い海のなかに、淡い光が届いているような、そんな感じのライティング。
場内モニターには、STEPや燃えよ剣の宣伝が流れていたり、注意事項が流れていたり。歴代のいろんな楽曲も流れています。高まりますね。

どこからともなく手拍子でのブイシッ!コールが始まり、徐々に灯る6色のペンラ。会場がどんどん宝石箱になっていく。
開演直前になると眼下、どんどん展開されていく機材。下手舞台端で待機してるスタッフさんがマイクを首に下げて、動きを見せた。始まりを感る。

期待の手拍子は間隔を狭めながら高らかに続いて、ついにBGMが消えた。手拍子が拍手に変わった瞬間、幕が開くGroove!

 

 

深海のような青は白黒の世界に姿を変え、6人の姿が、垂れ下がった白い幕に台詞とともに投影されていく。
「僕らは、まだ」

「雨」から始まったステージは、とても静か。一気に世界観が場の空気を支配する。6人が1人ずつ奈落から姿を現していく花道。すごくきれいなキラキラした黒の衣装をまとっている姿が見える。
花道の先端のほうにいるから、ここからじゃちょっと、遠い。でも双眼鏡を覗くのはなんだかもったいなくて、肉眼で全部見ると決めました。

今回私は予備知識をほぼ入れずに参戦しました。TVで歌唱してるものはちらっと見てましたけど、それ以外は予習なしです。
最初に見て聞く衝撃を、この会場で受けたかったからです。いつもV6のステージは期待をすべて超えてきてくれるから、それを今回は「全て初」の状態で体験したかった。幸運にも計3回見に行くチャンスを頂けたので。せっかくなら贅沢したくて。

「TL」は正直なところ、最初なんの曲かわからなかったです。25thライブでのインスト使用でのコンテのような踊りの印象が強すぎて、歌付きに一瞬理解が遅れました。
やばい。黒の衣装で花道の先端(もはやあればバクステ)に全員で踊っとぉやん。何やあれ、かっこよすぎやん背中やけど。背中かっこよすぎんか(語彙力)

ここからはちょっと記憶が曖昧です。覚えてるんだけど曲名知らないのいっぱいあったし、かっこよすぎたし、楽しすぎたので、正直見るよりノる方を優先したのでちょっと楽しくて記憶がぼやっとしてます。笑

そのあとわさーっとパフォーマンスしながらセンターステージへ戻ってきて、挨拶して、トミカミ交互に歌合戦。
衣装を変えながら、ステージの形を変えながら、目の前で歌い踊ってる。スタンバイも、走ってはけていくのも、全部見えるの。真横って、真横って、神か?けしからん席だな!!!
その代わりにステージ上のスクリーンが全然見えてないので、こっちはほぼ無視して(というかどう言う演出だったか気づかなかった)ステージに全集中、鑑賞の呼吸です!笑

ときどき聞こえるんですよ、靴音が。下手側で踊ってくれるとたまに。ああ、いるんだなって。マイクを通さない音が聞こえてすごく感動するの。

曲の順番とか細かいことは覚えてられなかったけど、スモークがブワッとでて6人の姿を隠したとき、彼らの斜め前両サイドから出てくる感じだったので、後ろにいた3人?2人?はなかなか隠れなくて、面白いなあ。まるで舞台袖から眺めてるみたいと思いました。

あ、既視感の正体はこれか。今わかった。舞台袖だ。
私の話になってしまって恐縮ですが、ずっと習い事の舞台に立つとき、真横からライトを浴びる仲間を見てきたから…。なんだろな、ただステージを見るだけじゃない高揚感というか落ち着きというか、特別感のある角度っていう感覚の正体が、いま腑に落ちました。

 

 

最初のにトロッコが出動したとき、最初にイノッチが下手ステージに戻ってきたのですが、そのときにすごくいい顔で指さしもらえたのが嬉しかったです!
あー!来たぁー!って思ってステージに向かってわーって手を振ったら、たぶん近くの人を指さししてたイノッチが、そのまま通り過ぎそうだったのにはっと気がついて指し直してくれたんです。あれはテンション上がった〜〜。

そのあとも続々とメンバーがまんべんなく近くを通ってくれたり、パフォーマンスしてくれたりだったので、目立ったファンサとかなかったとしても、もう感激です。

横から見てると踊りたくなってきちゃって。前と右横は空席だったので気にする必要はなかったのですが、さすがに後ろの人に迷惑になるのはまずいので、なるべく省スペースでこう、手振りとか、見ながら真似して楽しかったなぁ。
だから曲名や歌詞はわからないけど、曲を聞いたら振りがでてくるなんて妙な状況に(笑)
母とこういう曲あったでしょーかっこよかったよねーみたいな話をしてると、私があーこういう振りのやつでしょーって踊りだすという。
踊ってみたい曲は本当にいっぱいあったけど、コンテっぽい踊りの…青いマジックテープの()衣装で最初6人でセンター板付きで固まって、うようようよ…パッ…うようようよ…パッて振りで始まるやつ。分かりづらいな(笑)あの曲はふつうにやってみたい。楽しそう。

 

 

青い衣装といえば、MCですね。
MC中に健くん衣装が気になりだしちゃって、バリバリとマジックテープを剥がしたりつけたり…。なんかしてるなー衣装変なのかなーって眺めてたら、隣りにいた長野くんが気づいて2人で喋りながら衣装直してて、その声は入ってないのにマジックテープのバリバリバリーって音だけマイクに入ってくるの。笑
なにせ席が巨大スピーカーの真横だったもんで、見事に聞こえてましたよ健くん(笑)
ツッコまれて楽しそうにしてて可愛かったです(笑)

昨日やってきてくれたというお寿司屋さんのお話も面白かったですね。6人がわーっときてくれる想像をしていた大将と、各々のタイミングで向かう6人たち。最後にお寿司食べに行ったイノッチにちょっと愚痴じゃないけど、それとなく漏らしつつ20貫くらい握ろうとするっていう大将の可愛らしさ(笑)
そんな美味しそうな話きいちゃったから、この日の晩御飯はパック寿司になっちゃいましたよ(笑)

その流れだったかどうか忘れましたけど、話はデビュー当時から今までのステージの記録媒体についてに発展。昔はその日の公演記録がVHS2本とかで、機械ごとの貸出だったから6人で順番に回していくの大変だったとか。その次はDVDで、今はもうひとりひとりにiPadが配られてデータで記録が見られるという進化を遂げたって話してましたね。ハイテクだぁー。
そしてイノッチ、大阪の人たちはiPadが好きなんだろう??って妙に盛り上がり始める。それにノっていく大阪会場諸君。iPadで興奮するんだろう??って(笑)
なんなんiPadってw 笑かしにくるのやめてよw 声出さなように頑張ってるのにーw

そのあと写真撮影タイムがはいって。岡田くんが準備してる間に、待ち時間の小話として謎の話が展開される。
イノッチと健くんが架空晩ごはん話始めるの!笑
ちょいちょいiPadの話題をはさみながら、実際は昨晩ご当地グルメとか食べに外出たわけじゃないのに、行った体で妄想で話しようぜって。意味がわからんww
美味しかったなら何よりですけども楽しすぎかww
盛り上がってたら、ハイって準備ができた岡田くんにスパッて撮影開始で切られてたし(笑)

撮影はジャンプしながらおま!をするということでサクッと決定。それに追加で、健くんが剛くんに強めに絡んで、剛くんはそれを嫌がって…みたいな注文をつけながら岡田くんが写真を撮ります。
そして実際に撮り上がったのが…長野くんまさかの直立垂直跳び(笑)坂本くんと長野くんが授業参観?みたいって言われてたような気がするのなんか凄い笑ったのよね。耐えるの大変だったんだからねMC!笑

 

 

無事に写真が終わったあとは、またトニカミだったかな?たしか「High Hopes」だったかな。これがやばいほどかっこよくて。3色のライトでカミセンが抜かれるんですけど、その影がかっこよくて。ああ、正面からじゃないのがもったいないな…でも目の前でライトを浴びてる本人を眺められるのは、意図してない構図を見られる感じがもう愉悦なので問題ないです。かっこいいので。

どこで挟まってた曲か忘れたんですけど、もう最高にかっこいい曲があって、というか多すぎて目が釘付けですよね。とくにスクリーンやライティング演出に目がいかない位置な分、より彼ら自身に目が奪われて。空席を挟んだ右隣の席の女性はずっと静かに泣いてらっしゃいました。

「V」の6体ロボットがウィンウィン動いてるのが個人的に可愛らしくて好きでした。横からだと機械の裏っかわというか”機械”の部分が見えてちょっと楽しかったり。

あ、あの曲も可愛かった!「久しぶりってこ〜えかけた〜のに〜」ってやつ。坂本くんの顔芸が好き(笑)あと剛くんがすっごいかわいい感じで大手をふって空中で回るステージを歩いてるの。この曲のときみんな楽しそうで可愛くて、おちゃめなの。
センターステージがせり上がってるから、ちょうど目線の高さくらいで一番はっきり見やすかった曲かもしれない。
なにせ可愛かった(笑)なんなん平均年齢45ってなんなん?(笑)

そして懐かしい盛り上がるナンバーや、PINEAPPLE、家族、Full Circleなどいろんな楽曲がもりもり。
特に印象に残ったのが「家族」の演出。
細い白い紐の囲いの中で、電球とスモークを使った優しくて温かい家のような四角。最初はそこに6人でいて、電球をそれぞれ徐々に離していく。そしてそのまま囲いの外にでる。最初にでたのは剛くんだったか。1人で花道のバックの方へ出る。そのあと順々にみんなが外へでて、全員がライトを大事に慈しむように手放して、囲いの外へ出たり入ったりしながら、最終的には出ていく。
最後にその囲いは消え去って、それぞれセンターステージへ帰っていく…という。
ああ、そういう演出なんだなって。なんというか。Youtube公開されたFull CircleのMVみたいな、メッセージ性の強い演出だなと思いました。

この白い囲いを使った音楽がもう一個あった気がするんですけど何だったかな…忘れたな。

 

 

あ!そう!
愛なんだを歌ってるとき、坂本くんとあれ完全に目があったと思うんです!!最後、坂本くんが下手側にきてくれて、こっちのブロックを向いて歌ってくれていたんです。
必ずある明日の太陽〜♪のところ、楽しくノッてて、パってペンラを坂本くんの方にむけて掲げたら、さ、坂本くんがこっちに手を…!!バチって合った気がした…んですよね気のせいでなければ。もう嬉しくて満面の笑みになっちゃいました。温かい笑顔をありがとうございます…(拝み)

上下のせり上がり1人用ステージは、あまり見やすい場所ではなかったので、のんびり音楽にノッて、楽しそうにしている会場全体や6人を眺めて楽しんでいました。
今回の座席の残念だったところは、真横なので、V6が意図して組み立てたステージの全体を見ることができなかったことです。照明やスクリーンなどが全然わからなかったのだけが残念でした。なのでやっぱり、あのバックステージの最前列がものすごく羨ましかったです!願わくばそこに座って、正しく狙った演出と、花道の先端の狭い幅で6人が揃って踊っている姿を見てみたいと思ってしまいました。絶対かっこいいやないですか…。。。
でも真横はね、その代わりに炎があがったら熱を感じたし、TAKE ME HIGHERのパァンって派手に煙?を噴出する演出は目の前だったのでド迫力でテンションあがりましたよ!あと靴の音ね!!笑

最後の曲、健くん泣いてた。6人全員の顔がセンターステージ上のスクリーンに映し出されて、瞳がキラキラしていて。あの花柄の衣装すっごく好きだった!淡い色のお花柄すてきだったなぁ。ピンクと薄い緑色が個人的に好きな色でした。可愛い。

 

 

そう。衣装の話でいくなら、最初のほう…6人揃の衣装の2着目かな、白い衣装のやつ。あれ、イノッチのヒラッとながいヒレみたいな衣装がまぁ似合うことスタイル抜群でかっこよくてもう。健くんも素敵だったなぁ。健くんはなに着ても似合うからすごいよなぁ。
1着目の黒のキラキラ衣装は、もうダントツで坂本くんが…。あのひとは本当にダンディーでかっこよくて素敵だ…。
ゆるい衣装は剛くんがいいですよね、あの必要なところにしか力の入ってない綺麗なダンスのラインが凄く活きる柔らかい衣装好きです。
長野くんは全体通して可愛らしさが全面に出ててもう。笑顔が好きです。
岡田くんは、なに着ても武人感がw でもあのなにがあっても私なんかがどついたくらいじゃびくともしそうにない、あの強さはすごいですよね…!ちょっと突進してみたくなる(しないし、できませんけど笑)

そしてセンターステージが階段状になった先でスクリーンが扉のように開いて、6人が階段を登っていく。6人の前で扉が閉まると、スクリーン上で6人を囲っていた瞬く光りの粒が、閉まった扉の中心に集束するようにしてライブが終了。

アンコール自体は一度のみ。鳴り止まない拍手に応えて、すこし衣装を崩した6人が出てきてくれました。アンコール曲は「95 groove」
花道を奥まで進んでパフォーマンスして、センターステージへ戻って、階段を登って消えていく。バイバイも、またねも、投げキッスも、さよならもない、全力で手をふって笑顔で去っていく6人。階段を登っていく途中でくるりと回る振りがあるのが好きだったなぁ。

あ!そう!!!
6人が消える前、全力で手を振ってくれてるときです。一番上手側にいた長野くんが、覗き込んでこちらのブロックに手を振ってくれているではありませんか!!私たちも覗き込んで応答したら、長野くん、もう一回しゃがみ直すみたいに覗いて手を振ってくれたんです。かっっわい。うっっれし。なんやあれは…優しい笑顔で…罪やで…。

 

 

最後に、6人が消え去ったあとのスクリーンにV6からのメッセージが映し出されます。くすりと笑わせる部分も持たせたまま、大事なメッセージを伝えてくれるお茶目さ。SNSに載せないことを条件に、記念に会場の写真を撮って帰っていいよ、と言ってくれました。
これね。個人的に好きな光景だったんですけど、メッセージが映し出されている間は会場が真っ暗なので、会場のなかはまだペンライトの光が輝いてるんです。6色に輝くペンラが本当に宝石箱みたいで。ステージに一番近いくらいの場所から全体を見渡せる位置に座れて、良いものが見れたなと思いました。

今回は感染予防対策に深く配慮したコンサートだったので、サイン投げや長い銀テープの投下はありませんでした。残念ではありますが、今回はコンサートを開催する決断をしてくれて、無事になんとか開催することができたことが本当に特別なことのように感じます。こんなに素敵で衝撃的なステージを用意してくれた6人には感謝しかありません。

この日は家に帰って、そのままお風呂へ直行、選択、アルコール消毒を徹底してから幸せ気分でパック寿司を食べました(笑)
これで大阪・城ホレポは終わりです。

思ったより長く感想を書いてしまいました。笑
正直、次の名古屋の感想のほうをメインで書きたかったのですが、この調子だとどうなることやら。

自分用のただの記録なので、色々違うところがあっても見逃してやってくださいね!

【山田くんとLv999の恋をする】第62話「うるさい」 ネタバレ感想

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どんどん深刻さを増す茜の寝不足。

そんなとき、ギルメンで瑠奈と山田の合格祝いを行うことになるけれど…。

f:id:izayohitsukiyo:20210916011058j:plain公式ツイッターより拝借

※注意:ネタバレを含みます! 

ーーー目次ーーー

第62話 「うるさい」

<< 第61話 「寝不足ですか」

>> 第63話 「日々学んでいます」

ーーーーーーーー

 

 

あらすじ

桃と一緒にカフェで旅行の予定を立てている茜は、げっそりするほど寝不足状態です。

桃は茜を心配をして様子を聞いてくれます。どうやら、夜中に騒いでいるのは、飲み会などではなく、一人でずっと喋ったり笑ったりしているようで、なかなかな狂乱っぷりのようです。不動産屋さんに相談しても良くならないようです。

………

別の日の日中、山田は大学受験合格のため登校していました。岡本(椿とともに塾が同じだった友達)とばったり一緒になり、話はゲームと山田の彼女の話に。茜は元気かと問う岡本。

山田「最近は、なんかずっと眠そう」

岡本「お前それ飽きられてんぞ」

………

また別の日、茜があいも変わらず寝不足のまま起きると、瑠璃姫からのメッセージが届いていました。”今日はギルメンで瑠奈と山田の合格祝いを兼ねて遊びに行く日だよ!”という連絡でした。本当は寝ていたい茜ですが、楽しみにしている瑠奈を悲しませないように、参加して早めに帰ろうと考えつつよろりと起き上がります。

みんなで集まってわいわいするも、トイレで手を洗いながら寝てしまうような極限状態になっている茜。そんな茜の様子に、山田が気遣って声をかけます。

山田「帰りませんか?」

それに気がついた瑠奈が、二人を引き止めるためにきゃんきゃんといつもの調子で「ボーリングに行く!」「今日じゃなきゃやだ!!」と駄々をこねます。その声が寝不足の茜の頭にはキーンと響いて、高い音が耳に刺さってしまうのです。きつく目を閉じ、頭を抱えるように耳を塞いだ茜はつい、ふともらしてしまいます。

茜「うるさい」

つい口をついて出てしまった言葉に、三人ともが驚きます。我に返った瑠奈は目に大粒の涙を溜めはじめ、茜は自分の言葉に焦り謝ります。

茜「ごめん!今のなし!!」

瑠奈をぎゅっと抱きしめ、疲れていたから八つ当たりしてしまったと猛反省します。

そしてその帰り道、山田と茜は駅の階段を下りていました。

山田「帰ったら寝たほうがいいっすよ」

茜が最近ずっと寝不足のその理由を聞こうとした時、後ろからパスケース落としたよ、と山田に声がかかります。山田は茜の手を離して振り向き、自分じゃないと対応します。

そのとき、足元が疎かになった茜が階段を踏み外してしまったのですーー。

 

 

感想

ああああ茜ちゃんの寝不足が精神的な部分にまできてしまっているーーー!!!

寝不足は本当に心身ともにおかしくしてしまう大きな原因になるので、騒音問題の隣人男性には本当に早くご退去願いたい(もしくは早く引っ越したほうがいい)。

桃ちゃんが茜ちゃんの相談や愚痴をちゃんと聞いてくれているので、まだ精神的には助かっているでしょうけれど、きつそうです…げっそりしちゃってるし。女の子の一人暮らしって、こういうときに大変ですよね。私の友人にも隣人の壁ドン騒音に悩まされて引っ越しをした子がいました。

しかも、この隣人男性、一人で喋り笑い壁を叩くという奇行のようですから、その恐怖は計り知れないでしょう。まさかクスリでもキメてるんじゃないでしょうね…?茜ちゃんに危害が加えられないか本当に心配。。。

そして、久々に制服の山田!やっぱり大学にはするっと合格してるのね。椿ちゃんも同じ大学で、頑張って合格したとのことだったので、偏差値の高い大学なのでしょう。国公立大学かしら…。さすが山田だわあ。

岡本くんも久しぶりの登場で、ちょっと名前忘れてた…ごめんね岡本くん()少しどこか遠くを見るように「最近は…」と茜の様子を話す山田からは、ずっと茜の寝不足を心配しているような空気を感じて、愛おしさしかない。

とくに茜はそういうのを悟らせないよう頑張るというか、心配させないように頑張るタイプの人種なので、私困ってるのって自己主張するわけでもないし、彼氏としては心配だと思う。

 

 

そしてギルメンで遊びに行く日。

日に日に酷さを増す寝不足で、日中の行動にかなりの支障をきたしている状態。でも瑠奈と山田の合格祝いも兼ねている前からの約束だし、瑠奈ちゃん茜ちゃんのこと大好きだしで、頑張って参加する茜ちゃん。本当に心配。

なんだけど、あの。猫カフェで猫に群がられる山田と鴨田さん可愛すぎか!!?!?んでその奥で茜と瑠奈が多分猫を眺めてて、さらにその奥で瑛太が膝に黒猫おいてニコニコしてるよね!?これあれ、山田と鴨田さんみてニコニコしてます!?なんなんだろう、この可愛い空間…。

話を戻して、ランチを終えて、ボーリングやクレープ屋さんやなんやかんやと希望がどんどんと溢れ出てくる元気な瑠奈ちゃんの様子に、自分の体力が持つか不安になる茜ちゃんはもう本当の極限状態。水使いながら寝るって相当よ。

山田も流石に、トイレから出てきた茜に帰りませんか、と「帰ったほうがいいと思う」と茜の気持ちより優先すべきは体調だろうと思ったのでしょう。でもずっと遊ぶのを我慢してきた瑠奈ちゃんは、たぶんみんなで遊べるのが楽しくて、茜ちゃんの体調にまで目がいってなかったんでしょうね。すごい…すごい駄々をこねていらっしゃる(笑)

いつもなら、しょうがないなーと流せるような我儘も、この状態の茜にはきっと隣人男性の騒音と同類にものに聞こえてると思う。ただうるさいだけじゃない、きっと夜中の恐怖も一緒に出てきてる。だから、思わず「うるさい」っていっちゃったんだと思う。

辛いな…。

そんで、いち早く体調を茜ちゃんの体調を気遣った山田も、タイミングが悪いというかなんというか、なかなか事情を聞けないまま、事件が起こってしまう。もう限界状態だって山田はたぶんわかってたのに、ふと、繋いでいた手と目を茜から離してしまった。一瞬。

最後のひとコマ、階段から落ちる茜ちゃんを視界に捉えた山田の顔で終わっています。驚きの表情です。まだたぶん何が起きたか理解が追いついていない顔です。

でもこれ次の瞬間には背中に冷や汗どころの話ではないでしょうね。階段も見た感じ結構な段数がありそうです。下手をすれば大事故です。山田なら冷静に状況を見て最適な処置をしてくれそうですが、やっぱり流石にすごく焦ると思うし、怖いと思う。

茜ちゃんが無事であることを切に願います。

 

★第61話はこちらから↓↓

 

 

次回の妄想

階段を踏み外し、落ちる茜ちゃん。できれば怪我は打ち身程度であってほしいと思いますが、朦朧としている状態で落ちているのでどうなるか…。

ひとまず山田が茜ちゃんに付き添うことは確定だと思うので(付き添ってくれなきゃ彼氏の概念が揺らぐ)、どちらかの家で茜はとりあえずゆっくり休む時間が来るのではないかと。それか一旦病院で寝るか。

ひとまず休息と治療が必要な状態なので、茜がなぜここまで眠れない状態にあるのかの事情を聞かれるでしょうきっと。山田がなぜもっと早くに相談してくれなかったのかと、なぜもっと早くに気づいてあげられなかったのかと、茜ちゃんを大事にしているが故に怒る山田が見られたりなんかすると良いなぁ。

 

★第63話 「日々学んでいます」

【鬼滅の刃】竈門炭治郎立志編 第一夜「兄妹の絆」その② ネタバレ感想

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今秋から始まる鬼滅の刃 アニメ第二期『遊郭編』

それに向けた第一期『竈門炭治郎立志編』の特別編集版と映画『無限列車編』のテレビ放送が開始されました。

今回は、その第一夜「兄妹の絆」の感想です。

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※注意:ネタバレを含みます! 

ーーー目次ーーー

第一夜:竈門炭治郎立志編〜兄妹の絆〜その②

<< 第一夜:竈門炭治郎立志編〜兄妹の絆〜その①

>>第二夜:竈門炭治郎立志編〜浅草編〜その①

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あらすじ

心優しい炭焼の少年・竈門炭治郎は、母弟妹と幸せにくらいしてた。しかし、雪の降り積もるある夜、炭治郎がひとり炭を売るため町へ降りている間に、家族は鬼に食われ皆殺しにあっていた。

辛うじて生きていた妹の禰豆子を連れて山を下りようとするも、彼女は凶暴な鬼に変化しており、今度は炭治郎自身が食われそうになる。しかし、炭治郎の必死の呼びかけが届いたのか、襲いかかる禰豆子の目から大粒の涙が溢れた。

そのとき、鬼を斬るためにやってきた鬼殺隊・冨岡義勇が禰豆子を殺そうと刀を振る。禰豆子を守るため、義勇と戦うことを選んだ炭治郎だが、柄の重い一撃を食らい気を失ってしまう。そんな炭治郎を守り、義勇へ威嚇をする禰豆子。

通常であれば重度の飢餓状態の禰豆子は、一刻も早く人の血肉を食らいたいはずなのだ。

この二人に他とは何か違うものを感じ取った義勇は、育手である鱗滝左近次の元へ、二人を導くのであった。

***

家族の埋葬を終え、鱗滝のいる狭霧山を目指す炭治郎と禰豆子。途中、人さらいが出るという山で人食い鬼に遭遇し、戦闘となる。

その後、炭治郎を迎えに来た鱗滝と合流し、炭治郎の鬼殺の剣士となるための厳しい修行が始まるのだった。

***

鬼殺隊へ入隊するには、最終選別を通過する必要がある。鱗滝の元へ来て1年、これを斬れたら最終選別へ行くことを許可すると言われたそれは、自身の背よりも巨大な丸い岩だった。

半年経っても岩を斬れず焦る炭治郎の前に、狐の面をつけた二人の子供が現れる。鱗滝の元でかつて修行をしていた、錆兎と真菰だ。ふたりは炭治郎に稽古をつけてくれた。

さらに半年経ったある日、初めて錆兎より先に炭治郎の刃が錆兎に届いた。気がつくと、錆兎と真菰は消えていて、錆兎の面を斬ったと思ったその切っ先は、あの巨大な岩を斬っていた。

***

鱗滝の家で修行を始めた日から、突然眠って目を覚まさなくなった禰豆子に、必ず生きて戻ることを誓い、最終選別へ行くため藤襲山に赴いた炭治郎。

藤の檻の中で鬼と戦い7日間生き残ることがこの試験の合格条件だ。しかしこの檻の中には、鱗滝が捕らえ、最終選別にきた彼の教え子たちを腹いせに食らい尽くしている異形の鬼がいた。そして錆兎と真菰も、この犠牲者であったことを炭治郎は知るのだった。

なんとかこの異形を倒し、7日間生き延びた炭治郎は、他の合格者とともに鬼殺の剣士に必要な支給物資を受け取る。疲労困憊の体を引きずるように鱗滝の家へ帰る。やっと目を覚ました禰豆子と鱗滝と三人で抱き合い、安堵の涙を流した。

数日後、炭治郎は鬼を斬るための刀「日輪刀」を刀鍛冶から受け取る。それと同時に鬼殺隊から支給された連絡用の鎹鴉から、初任務の司令を受けるのだった。

 

 

感想

第一夜はTVアニメ第1〜5話で構成されました。

ちょっと長くなってしまったのでTVアニメの1~3話にあたる部分と分けて感想を書かせて頂こうと思います。前半部分はこちらから。↓↓

TVアニメ:4話目「最終選別」

鱗滝さんから揃いの水を模した羽織と、まじないをかけた厄除の面、水の呼吸の使い手の証である青い色の日輪刀を手に、元気よく藤襲山に向かう炭治郎。鱗滝さんと大きく手を振り合って行ってきますをする姿が、とても可愛らしくて好きです。

沢山の子供たちを見送ってきた鱗滝さんは、どんな気持ちで炭治郎を見送っているんだろう。誰よりも大きな岩を斬った男である実績を持っているけれど、最終選別で待つ異形の鬼は大事な子供たちのほどんどを食べてしまっている。とても複雑だろうな。

だけど、ここで炭治郎から錆兎と真菰の名前がでる。死んだ子どもたちの名前をなぜ知っているのか、と驚いたでしょうが、同時に義勇のいう「なにか他と違うものを感じる」という言葉になんとなくの信憑性が出ると言うか、納得のようなものにつながったのではないかと思うのです。その後の話は描かれておりませんが。。。

藤襲山についた炭治郎は、一年中狂い咲く藤囲まれた山のなか、大勢の受験者たちと7日間の鬼との攻防が始まる。きっちり頬の汚れた(殴られた痕)善逸。大正コソコソ話か何かで言われてましたよね。最終選別に行くのヤダってごねて喚いて殴られたって(笑)

いざ試験が開始されると、修行中は鬼との戦闘訓練などしていないにもかかわらず、いきなりの2対1。それにあっさり勝てる炭治郎。そのレベルでなければ、結局は生き残れない、ということなのでしょうね。異形の鬼(手鬼でしたっけ)との戦闘も、錆兎と訓練してたことがかなり活きたのではないかと思うのです。錆兎も、最初に何に直面するのかを知っているはずなので、それに勝てるように本気で指導をしていたでしょうし。

あ、この手鬼さん、めっちゃ有名ですよね。元号がーー!!!元号が変わっている!!!って叫ぶやつで(笑)そしてまたタイミングよく本放送の年に現実世界でも令和に元号が変わるという。なんかグッズも出てましたよね。元号が変わる瞬間は明治大正までのように多くはないので、珍しい出来事でしたね。とても笑った記憶があります。

手鬼さんとの激闘は、音楽もとても好きでした。鬼滅は劇伴音楽もとてもいいので本当に何度も繰り返し聞きました。めちゃめちゃ耳に残るので口ずさむことも多かったです。

そう。この戦いでも気絶した炭治郎は弟の声で意識を取り戻しています。最初の義勇さんに叩きのめされたときも、鬼に殺された家族が全員で現れて、母の言葉で目を覚ましています。炭治郎は霊感が強いのでしょうか。というか、そういう先祖とか血とかその類からくる幻影(潜在意識的ななにか)が人より鮮明に見えるのかもしれませんね。そして人々の想いもたくさん背負っていくので、やはり力になってくれるものが多いのでしょう。

炭治郎の人徳だな…天然人たらしだもんな…。素晴らしい才能だと思います。

そして自慢の石頭も駆使しながら、見事、手鬼を討つことに成功した炭治郎。水のエフェクトがとてもきれいでした。やはり戦闘シーンはいい。少年漫画はアニメで見るのが好きです。迫力が格段に上増しされますし、イメージしきれない動きをかっこよく補ってくれるので。

鬼滅は特に戦闘シーンが素晴らしいので、今後も注目していきたいところです。

 

 

TVアニメ:5話目「己の鋼」

 手鬼の昔の記憶が流れる。最初に出会った鬼や、魘夢のような根っからの悪の鬼には同情の余地なしですが、この手鬼、元はお兄ちゃんが大好きなとても優しそうな男の子だった。

自分の妹が鬼になってしまった経緯、首を斬った手鬼からあふれる悲しい匂い。炭治郎はいろんな鬼と対峙して、妹を治す方法を探すとともに、鬼だって元は人間で、悲しい過去を持っている者も少なくないことを知っていく。そしてあの、那田蜘蛛山で義勇に言った一言につながるのでしょう。

無事に7日間生き延び、最終選別を通過したのは5名。会場に残っているのは4名だけですけどね、せっかちな伊之助っが下山してますから(笑)

あんなに大勢いたのに、ほぼ全員鬼に食われたのかと思うと悲しい気持ちになります。彼らだって志があっただろうに。結局は実力が伴っていないと死んでしまう、この鬼殺隊という集団の辛い現実が表れていますね。

生き残った同期はそれぞれ個性的で、今後の炭治郎にとって、本当に大切な仲間たちとなる子たちです。産屋敷がちらりと、今年は優秀だともらしていますが、実際粒ぞろいの代だとおもいます。きっと、炭治郎が中心となって縁壱がいた頃の指揮の高さに届くがじわじわわかります。まだまだこれから力をつけて行かなければならないので、炭治郎が中心になるまでには時間がかかりますが…。

そして鎹鴉にスズメを割り当てられる善逸(笑)臆病な正確に可愛らしいスズメが似合っています。

諸々支給を受け、体を引きずって家路をゆく炭治郎。7日間、きっと昼夜逆転で緊張しっぱなしで安眠などできる状況ではなかったでしょう。寝過ごしたら死にますし。食事や傷の手当はどうしていたんだろうといろいろと心配になってしまいます。食事に関しては善逸と伊之助はたくましそうだな…。笑  やっと家につく頃には日が沈みきって真っ暗。心身ともに疲れ果てているところに飛び込んできたのは。

禰豆子の大胆扉キック。

ドゴォ!て思いっきり引き戸外れとるやないかい!笑 きっと禰豆子も起きたは良いけど、小屋の中に兄の姿がなくて探しに出たところだったんだろうな。そして鱗滝さんがいれば止めるか様子見でついてくるかしただろうけど、多分薪を取りに小屋の外に出てたんでしょう。炭治郎をみて薪を落としてましたから。

大切な兄の姿を見つけて、大切な妹がやっと目を覚ました姿を見つけて、駆け寄っていく二人が愛おしくて。ボロボロの姿で坂道を転げ落ちる炭治郎を、迷わず駆け寄り抱きしめる禰豆子。兄妹の絆は誰にも引き裂けない。

鬼が人を抱きしめる、なんて、とてつもない奇跡だと思うのです。そしてそれを目の当たりにする鱗滝さん。炭治郎が生きて戻ったことが一番の安堵だったと思いますが、禰豆子の行動とこの兄妹の絆もろとも、大事にその腕に抱きしめる温かい腕の、一人のご老人がそこにいました。大粒の涙を流しながら抱き合う三人の姿は感動を誘いました。

 

 

一段落して、選別後に選んだ自分の玉鋼で打ちあげてもらった刀を、刀鍛冶の鋼塚さんが持ってきてくれました。ひょっとこお面に風鈴を山ほど吊り下げた笠をかぶった、ちょっと、へんなひと。他人の話を聞かず、家の中に入らず地面で荷解きを始め、唐突に日輪刀の説明を始めちゃうあたり、天才肌の職人さんっぽいかんじがします(偏見)。

そして炭治郎をみて「赫灼の子じゃねえか」と関心を示す。

それに対する「炭十郎とキエの息子です」って素で返しちゃう炭治郎かわいい。笑 火仕事をする家に炭治郎のような容姿の子が生まれると縁起がいいというとのことです。

そういえば、炭治郎の家も火仕事をするお家ですよね。ヒノカミ様に舞を捧げているわけですし、炭を売っていますし。ということは竈門家でも炭治郎は縁起が良い子どもだったわけですね。

そう、でどこでこの赫灼の子というのが活きてくるのか考えてたのですが、ご先祖様たちから受け継ぐ記憶だとかそういう能力や繋がりの部分とかでしょうか。

赫灼の子だからと、別名「色変わりの刀」と呼ばれる日輪刀が、炭治郎では何色になるのか、赤になるのでは!?と期待を込めた鋼塚さんですが、実際は黒!黒になる剣士は少ない上に、何を極めればいいかわからない、と鱗滝さんから言われる炭治郎。

黒は日の呼吸の剣士の色なんですよね。そしてその使い手たちは鬼舞辻によって全て殺されていて、日の呼吸自体が伝承されていない状態なのだから、不明なのは当然です。

たまたま色んなものが繋がる点となった炭治郎。ああ、その点も赫灼の子なのかな。

 

 

次回の浅草編では、炭治郎にとって初仕事となる話が始まります。

最終回まで知った上で、イチから見直して感想書くのとても楽しいです。色んな点が先になっていくの楽しい。個人的な希望を踏まえた考察も入ってるので、これ違うんじゃね?って思ってもスル~していただけると嬉しいです★笑

 

★第二夜「浅草編」その①


★第一夜「兄弟の絆」その①

【鬼滅の刃】竈門炭治郎立志編 第一夜「兄妹の絆」その① ネタバレ感想

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今秋から始まる鬼滅の刃 アニメ第二期『遊郭編』

それに向けた第一期『竈門炭治郎立志編』の特別編集版と映画『無限列車編』のテレビ放送が開始されました。

今回は、その第一夜「兄妹の絆」の感想です。

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※注意:ネタバレを含みます! 

ーーー目次ーーー

第一夜:竈門炭治郎立志編〜兄妹の絆〜その①

>> 第一夜:竈門炭治郎立志編〜兄妹の絆〜その②

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あらすじ

心優しい炭焼の少年・竈門炭治郎は、母弟妹と幸せにくらいしてた。しかし、雪の降り積もるある夜、炭治郎がひとり炭を売るため町へ降りている間に、家族は鬼に食われ皆殺しにあっていた。

辛うじて生きていた妹の禰豆子を連れて山を下りようとするも、彼女は凶暴な鬼に変化しており、今度は炭治郎自身が食われそうになる。しかし、炭治郎の必死の呼びかけが届いたのか、襲いかかる禰豆子の目から大粒の涙が溢れた。

そのとき、鬼を斬るためにやってきた鬼殺隊・冨岡義勇が禰豆子を殺そうと刀を振る。禰豆子を守るため、義勇と戦うことを選んだ炭治郎だが、柄の重い一撃を食らい気を失ってしまう。そんな炭治郎を守り、義勇へ威嚇をする禰豆子。

通常であれば重度の飢餓状態の禰豆子は、一刻も早く人の血肉を食らいたいはずなのだ。

この二人に他とは何か違うものを感じ取った義勇は、育手である鱗滝左近次の元へ、二人を導くのであった。

***

家族の埋葬を終え、鱗滝のいる狭霧山を目指す炭治郎と禰豆子。途中、人さらいが出るという山で人食い鬼に遭遇し、戦闘となる。

その後、炭治郎を迎えに来た鱗滝と合流し、炭治郎の鬼殺の剣士となるための厳しい修行が始まるのだった。

***

鬼殺隊へ入隊するには、最終選別を通過する必要がある。鱗滝の元へ来て1年、これを斬れたら最終選別へ行くことを許可すると言われたそれは、自身の背よりも巨大な丸い岩だった。

半年経っても岩を斬れず焦る炭治郎の前に、狐の面をつけた二人の子供が現れる。鱗滝の元でかつて修行をしていた、錆兎と真菰だ。ふたりは炭治郎に稽古をつけてくれた。

さらに半年経ったある日、初めて錆兎より先に炭治郎の刃が錆兎に届いた。気がつくと、錆兎と真菰は消えていて、錆兎の面を斬ったと思ったその切っ先は、あの巨大な岩を斬っていた。

***

鱗滝の家で修行を始めた日から、突然眠って目を覚まさなくなった禰豆子に、必ず生きて戻ることを誓い、最終選別へ行くため藤襲山に赴いた炭治郎。

藤の檻の中で鬼と戦い7日間生き残ることがこの試験の合格条件だ。しかしこの檻の中には、鱗滝が捕らえ、最終選別にきた彼の教え子たちを腹いせに食らい尽くしている異形の鬼がいた。そして錆兎と真菰も、この犠牲者であったことを炭治郎は知るのだった。

なんとかこの異形を倒し、7日間生き延びた炭治郎は、他の合格者とともに鬼殺の剣士に必要な支給物資を受け取る。疲労困憊の体を引きずるように鱗滝の家へ帰る。やっと目を覚ました禰豆子と鱗滝と三人で抱き合い、安堵の涙を流した。

数日後、炭治郎は鬼を斬るための刀「日輪刀」を刀鍛冶から受け取る。それと同時に鬼殺隊から支給された連絡用の鎹鴉から、初任務の司令を受けるのだった。

 

 

感想

第一夜はTVアニメ第1〜5話で構成されました。

原作はすでに完結済みで、それを全部読んだ上で改めて物語を最初から振り返ると、このときのキャラクターはどんな気持ちでこの言葉を言ったんだろうな、と考えることがたくさんあります。基本的に鬼滅の刃はひとり語りや自分の気持もセリフ表現が多いので、読んだらすぐ背景がわかるというのも多いですが…。

TVアニメ:1話目「残酷」

まず、炭治郎が鬼殺隊に入るきっかけとなった幸せだった家族の突然の凄惨な死。

幸せが壊れるときはいつも血の匂いがするという炭治郎の言葉。今までの彼の幸せが壊れる瞬間、というのは父や祖母がなくなったときのことを指しているのだろうか。それとも、彼が立ち会ったことのある何かの壊れる瞬間の印象なのだろうか。何にしても嗅覚のいい炭治郎らしい表現で、感じ方ですよね。耳の良い善逸だと、どんな音に聞こえているのだろうとふと思ったりする。

自分が他人の家でぬくぬく快適に過ごしている間に、父親の代わりをおそらくしていたであろう守りたかった家族の惨たらしい死を目の前にした炭治郎の気持ちは計り知れないものがあります…。花江さんてこういう辛い役どころを演じることが多いですよね…そして代表作になる。笑

そういえばここ1年半ほどずっと花江さんのYoutubeチャンネルを楽しく拝見してます。ちょうどコロナが始まったあたりからです。花江さんのゲーム実況は出演者が皆さん本当に無邪気で楽しそうなのが伝わってくる、とても笑顔になれる動画ばかりで、コロナで沈んでいた心の大きな支えとなってくれました。

そんなYoutubeをずっと見ていた影響でしょう。炭治郎の第一声を聞いた瞬間「あ、花ちゃんだ…笑」と演者の顔が浮かぶという状況になってしまいましたw 見進めるうちに徐々に「炭治郎」になっていきましたけどね(笑)

そう。そしてこの禰豆子を背負って町へ降りる途中、鬼化した禰豆子を義勇さんが斬ろうとするあたり。鬼化して人(炭治郎)を襲うことしか頭になかったであろう禰豆子の目に涙がボロボロとあふる瞬間。禰豆子には人を兄と認識し、彼を襲いたくないこと、己の家族の凄惨な死が朧げにでも脳裏に浮かんだのでしょうか。果たしてそれを彼女は理解をしていたのか、理解していないけれど感情が溢れてきたのかどちらだったのでしょう。その後の禰豆子の幼子のような様子を見ていると、後者だったのかな、と何となく思ったりします。

鬼を斬るためにやってきた富岡義勇。彼の背景も、明かされるのはずっと先ですが、炭治郎を励ますためにも禰豆子を殺さないよう刀を突き立てている仕草、言葉、思考の柔軟性。無表情で感情の内容に見える彼のなかに見える優しさがとてもいいですよね。

「生殺与奪の権を、他人に握らせるな!!」

という言葉は大変流行りました。はい。ほんと、よく聞きました(笑)最初は私も義勇さんにハマりそうだったのですが、天然キャラ過ぎてちょっと(笑)

そういえば今回の第一夜の次回予告の大正コソコソうわさ話で、義勇さんの過去と錆兎との繋がりが示唆されました。このあたりの話は、彼の凍った心を溶かす大事なエピソードへと繋がっていきます。炭治郎、今度聞いてみよう、なんて安易な感じで触れるべき問題ではないぞwと先を知っているものからすると思います。笑

 

 

TVアニメ:2話目「育手・鱗滝左近次」

TVアニメの第2話にあたる、狭霧山へ向かう道中の話。こちらは一般的な”鬼”という存在と、それを連れて行こうをする炭治郎に求められる”相応の覚悟”の必要性を描く内容でした。

そして炭治郎の”頭のかたさ”が描かれる(笑)

頑固で一本気な頭の固さと、物理的な頭の硬さ。炭治郎の頭突きは...危険だ…。

日に当たりたくない禰豆子が洞窟の中で穴掘ってるのが可愛すぎて。しかめっ面も可愛い鬼ってどいうことなの。そして自分より少し背が小さいだけの彼女を籠に入れて背負おうとする炭治郎の発想。笑 まあ、自分より幼い子の成長って、いつまでも幼い小さいってイメージがぬぐえないのは分かりますけどね。さすがに籠には入らんだろうよ(笑)

狭霧山へ向かう途中のお堂でモブ鬼との戦闘になる。そしてこの鬼、めっちゃ説明してくれる(笑)食事ができて気分が高揚してたのかな?饒舌だな(笑)

この鬼の食事になっていたお堂の中の血だらけの人たちに対して、禰豆子は息を荒げ、よだれをボタボタたらしながら凝視。ものすごく食べたいんだろうな…。鬼になってから多分、体力の回復ができてないんじゃないかな…。

それでも必死に衝動を我慢して、モブ鬼に食われそうになっている兄を助ける方を優先する。意思の強い禰豆子。首飛ばしちゃうのは、ノーマルなのかな。食欲を我慢したからついつい力が入りすぎちゃったのかな。わかんないけど。

 あと炭治郎の怒るというかムカつくスイッチが大分謎です。頭から腕なんか生やして!って怒る人始めてみた。それ普通恐怖映像だから(笑)その前に首飛んでますけども。そこ怖がるところだから(笑)

そして音もなくやってきた鱗滝、突然の天狗の面にみんなびっくり。厳しくそして優しい鱗滝さんは思考も柔軟で、義勇さんから鬼を連れた少年が鬼殺の剣士になりたいと紹介しても躊躇いなくそれを受け入れようとしてました。元柱であるにも関わらず。これって水の呼吸の使い手であるから、より柔軟な思考になっているんだろうなと思うのです。

浅草編だったか、何だったか、水はなんの形にでもなれるという柔軟さの特性がある剣術であるので、それにはやはり使い手の思考も柔軟である必要がある、ということも関係するのではないかと思うのです。

そして炭治郎が鬼となった禰豆子を連れて行くということが、どれほど重大な危険と責任を伴うものであるのかをしっかりと諭す。炭治郎の優しすぎるゆえの判断の遅さも瞬時に見抜き指摘する。よき指導者なのだろうと、この一瞬だけで感じ取れるというのも凄いことだと思います。

修行が始まってからの、修行外で炭治郎に対する接し方を見ていても、とても温かい人柄であることがよくわかりますし、きっと人から、子どもたちからとても好かれていた人なのでしょう。お面の下の素顔は優しすぎるからお面で隠しているという裏話があるほどですからね。

鱗滝さんの素顔、めっちゃ見てみたいわ(笑)

 

 

TVアニメ:3話目「錆兎と真菰」

そして炭治郎の修行が始まるTVアニメの第三話に当たる部分ですね。

まず最初に鬼殺の剣士にふさわしいかどうかを試すといって狭霧山の上の方まで連れて行かれ、小屋まで下りてこいと言われる炭治郎。いや、冷静に考えて炭治郎、寝てないよな?その状態であんなバシバシ殴られ飛ばされ落とされの罠にかかりまくるわけ…?

禰豆子を背負うかごもらってきて、竹割って編んで補強して、禰豆子背負って山超えて、鬼と戦って、夜明けまで鬼を殺すことに苦悩して、禰豆子背負って走って狭霧山の麓の鱗滝の家へ行き、空気の薄い狭霧山の山の上(中腹くらいなのだろうか…?)から降りてこいと言われ、罠にバンバンかかりながら急斜面を駆け下りて、家に戻る頃には夜明け直前って…。丸2日経っとるやん、なんのブラック企業なんや…。

でもこの第一関門のおかげで、己の嗅覚の使い方を覚える訓練にもなっただろうし(罠の匂い嗅ぎ分けられるとかもはや犬)、禰豆子のために気合を入れて頑張れる根性のあるそして機転も利く少年であるということを証明できたことになるわけですね。うん、かっこいいよ炭治郎。

そして鱗滝さんの元での修行で、個人的にとてもいいなーと思ったのが、修業部分のテンポ感。大体、修行っていうと結構時間をかけて描くことが多いのに、内容がしっかり詰まっているにも関わらず「禰豆子への日記」という形で表現されていることによって、簡潔にテンポよく次々進む修行を覗き見ることができました。

もちろん、修行の中でも描きたい部分がこのあとの錆兎と真菰が出てくる部分だったはずなので、これぐらいのテンポ感で行くのがやはり合理的だと思うのです。

錆兎と真菰が出てきてから、岩を斬るためにどんどんと深い部分の修行へ知らずのうちに進んでいくわけです。きっと鱗滝さんからしたら、炭治郎の方も呼吸も修正点だらけだっただろうに、あえて教えることはもうないなどと放置するような状況で、その上で誰よりも大きな岩を課題として与えたことを鑑みると、本当に鱗滝さんは炭治郎をそこまで引っ張って行くつもりはなかったのかなと思います。この岩を斬れない程度では、結局最終選別で死んでしまうし、力をつけなければいけないのは事実だったのですが…。

そう、今ふと思ったのですがね、義勇さんと錆兎、炭治郎の煽り方がよく似てるんですよね。「脆弱な覚悟では妹を守ることも、治すことも、家族の仇を討つことも、できない」と強いメッセージを込めて炭治郎の怒りを煽った義勇さんと、「進め!男なら!男に生まれたなら進む以外の道などない!かかってこい、お前の力を見せてみろ!」と折れそうな炭治郎を鼓舞する錆兎。うむ…義勇さんの過去の…二人の関係性がちょっと見える気がして、いいですよね…きっと義勇さんもこうやって錆兎に鼓舞されたんだろう…。そのあたりの話はまだまだ先ですがね。

というか、ちょっと、霊的な存在と打ち合いふっ飛ばされ怪我を増やす炭治郎。冷静に見ると、心配になる行動です。いや、そんな事を言っては感動も何もないので、お口チャックしますすみません(もう遅い←)

梶さんの声もいいですよねー。すごく錆兎っぽくて、お兄さんな感じ。炭治郎のために、こうやって色んな人達が力を貸しに集まってきてくれるのは、やはり炭治郎・竈門家の人徳や真面目さの賜物なのでしょう。きっとここまで自分を追い込まなければ、錆兎や真菰も現れることはなかっただろうし、義勇さんだってそもそも力を貸してくれてはいないだろうし。

そして錆兎の一撃に感動する炭治郎の純粋な心。普通なら訳わからずに怒ると思うんだけど、直感的に兄弟子であることを悟ったのか、そもそもの天然さで怒るという発想に至らないのかわかりませんが、綺麗だった!自分もあんなふうになれるかな、とこぼすあたり人から好かれる性格なのがにじみ出てますよね。

錆兎が実践訓練なら、真菰は指導・修正でとてもバランスの取れたチーム指導。岩を斬ったときの、錆兎の面を斬ったときの、彼が見せた安堵の表情がすごく優しくて心打たれました。炭治郎の力になってあげたかったのだという心を強く感じました。

錆兎というキャラクターは、今後も義勇さんの凍った心を溶かす重要な部分を担う人です。義勇さんが連れてきた炭治郎だから、余計に力になってあげたかったのかな、とか考えると泣けてきちゃう。

この辺のエピソードも、随分先にはなりますが描かれるのが楽しみです。

 

 

ちょっと長くなってしまったので一旦ここで区切って、後日、後半部分の感想を書こうと思います!

よろしくおねがいします。

 

★第一夜「兄妹の絆」その②