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【鬼滅の刃】竈門炭治郎立志編 第二夜「浅草編」その② 感想

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今秋から始まる鬼滅の刃 アニメ第二期『遊郭編』

それに向けた第一期『竈門炭治郎立志編』の特別編集版と映画『無限列車編』のテレビ放送が開始されました。

今回は、第二夜「浅草編」の感想です。

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※注意:ネタバレを含みます! 

ーーー目次ーーー

第二夜:竈門炭治郎立志編〜浅草編〜その②

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あらすじ

←前半部分の「浅草編」その①はこちら

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急襲を仕掛けてきた朱紗丸と矢琶羽は、鬼舞辻の命の下、炭治郎の首を狙う。彼らは鬼舞辻直属の配下である”十二鬼月”を名乗り、また”逃れ者”の珠世の存在に気がついた2人は彼女の首も持ち帰ろうと画策する。

矢琶羽vs炭治郎と朱紗丸vs禰豆子、珠世、愈史郎の二手に別れ応戦する4人は各々に苦戦を強いられるが、炭治郎が水の呼吸の技を柔軟に応用し、矢琶羽を撃破するのだった。

***

 炭治郎に首を斬られた矢琶羽は、相打ちで最期の反撃を仕掛ける。なんとかこれをしのいだ炭治郎だが、肋と足の骨が折れ、疲労で刀も握れない状態で地に伏してしまう。

一方、朱紗丸の容赦ない毬攻撃を受ける3人は、禰豆子を主体として応戦する。人の血肉も喰らわず、自らの力で急速に成長した禰豆子は、朱紗丸と互角に戦えるようになっていた。

しかしこれでは危険だと判断した珠世が血鬼術で、朱紗丸の口から「鬼舞辻」の名を言わせ”呪い”を発動させる。これにより細胞を破壊された朱紗丸は、そのまま朝日を浴びて灰となって消えた。

戦いが終わり、別の地に身を隠すことにした珠世と愈史郎は、自身が責任を持って禰豆子を安全に預かることを提案するが、兄妹の絆と決意は強く、もう二度と離れないよう固く手を繋ぎ、丁重に申し出を断った。

そして、鎹鴉からの司令で次の任務地へ向かう道中、炭治郎は女の子に縋り泣き喚く黄色い少年に出くわすのだった。

 

 

感想

第二夜はTVアニメ第6~10話で構成されました。完結済みの原作の内容を踏まえながら、楽しくアニメの感想を綴っていきます!

「浅草編」の後半では十二鬼月だという二人の鬼との激しい戦闘となります。派手なバトルは少年漫画の醍醐味でもありますが、この戦闘をとても鮮明により白熱した迫力あるものに仕上げてくれたufotableは本当に凄いと思う。映画級のアニメーションに毎度感心してアニメ見てました。。。

TVアニメ:8話目「手毬鬼と矢印鬼」
色付きの朱紗丸ちい矢琶羽がいい!オレンジと緑の色合わせもすごく好き。
朱紗丸は毬一個で家をめちゃくちゃにできるパワーもすごいんだけど、彼女の弱点はおそらくあの単純な子供のような性格のための短絡性だと思われるので、それをカバーできる矢琶羽の矢印と組み合わせて複雑な動きを兼ね備えた毬パワー破壊はとても合理的。能力的にもよい組み合わせの即席チームだなと思いました。
炭治郎には血鬼術の矢印が見えないので、最初めっちゃ苦戦してましたね。それでも毬を曲線で突くという解を瞬時に弾き出す頭の柔軟性と発想力は素晴らしい。違うアニメだけど「小僧、お前普段から色々と考えて動くタイプだな…」って声が天から聞こえてきそう(ヒロアカ激ハマり中←)。
そして珠世をかばっていた愈史郎はもろ毬を頭に食らって、首から上が消し飛ぶなかなかのショッキング映像。この戦闘、けっこう子供にはグロくて怖すぎるんじゃない…?っていうシーンめっちゃありますよね。呪い発動とかまじであれアカンと思う…ショッキングすぎて(笑)でも全世代が見てるアニメだし…今どきの子供はグロ耐性を常備してるのか…?まあ、内容が面白いので内容改変せず放送してくれるのはありがたいのですけれど。
珠世様が、自分たちのことは守らなくていい、鬼だから。と炭治郎に告げるところ、彼女はどんな思いで口にしていたのだろう。鬼狩りである炭治郎が鬼を守ろうとする、という状況からして通常考えられない状況ではありますが…。珠世さんからしたら、人として接してくれる炭治郎に感謝はしているだろうけれど、忠告、釘刺しのような含みもあるような気がしました。
復活した愈史郎が本音を口にして「珠世様と過ごす二人の時間を邪魔するやつが大嫌いだ!」と吠えています。おそらくこれには鬼狩りとしての炭治郎も含まれており、まだこの時点では二人とも炭治郎を完全に信用していないというか信用してるけど一線を引いている、というような状態なんだろうな。
けれどもこの状況を打破しないと珠世さんを守ることも逃がすこともできないので、炭治郎に彼の「視覚」を貸してくれる。これで矢印に対して対応策を練る土俵にようやく立った炭治郎は、全員を守るようにひとり隠れ家の外へ出て朱紗丸と対峙する。
このとき矢琶羽が姿を隠すように木の上へ逃げているので、禰豆子をその対応へ当たらせる。炭治郎は、鬼としての禰豆子の強さを信頼している様子。でも無茶はするなと心配もちゃんとしてて、いいお兄ちゃんですよね。
そしてこのシーンはまさにOPに使われているところで、背中を預ける兄妹がすごくかっこいいなと思ったシーンでした!
ここからは炭治郎と矢琶羽の戦闘シーンですが、地味に炭治郎のツッコミどころのずれてる思考が笑えて、シリアスなのにシリアスさが薄れるのがツボです。手の目玉気持ち悪いな!って思うのはたしかにその通りだし口に出したわけじゃないんだから謝んなくていいのにww  真面目に申し訳ないと思いながら戦っちゃうの炭治郎らしい配慮が見えますよね。
たしかに矢琶羽のあの目玉もなにか過去に原因があって、それが本人をすごく傷つけるようなものだったらと考えると、気持ち悪いと思うことも申し訳ないことではありますもんね。。。
何も知らない人に対して、初対面で見た目がどうだと拒絶するのは良くないですよね…。
そしてこの戦闘シーンでは、炭治郎が矢琶羽の目から繰り出される矢印(こうけつの矢)と激しい戦いとなります。炭治郎には機転の利いた対応が常に求められる、単純明快な殴り合いとは行かないいやらしい血鬼術ですね。この戦闘の音楽もいいんですよね、緊迫感がある険しい戦いをより色濃く際立たせる音で、それだけで手に汗握ります。 
炭治郎は矢に対抗すべく、技の応用をめちゃめちゃ使いいます。これ、初めて見たとき「えっ、本家本元の型より先に応用見せちゃうの??」ってちょっと驚きました。基本最初の方に出てくる敵って、習ったまんまいかに技と頭を回転させるか、みたいなものが多いので。そしてこの炭治郎の思考の柔軟性である。
朱紗丸の毬を捌いたときも、技をくっつけてやってましたもんね。そう!その時の愈史郎の炭治郎を囮にして逃げようとする姿がもうw 珠世さんショック受けちゃってるじゃんねw
話を戻して矢琶羽との戦闘ですが、彼の矢印を水の流れに見立てるとは、よく思いついたなあ。たしかに、流れを利用して技を出すという技自体の本質を理解していれば応用は難しくないのかもしれませんが…。戦いのさなかに考えてとっさに判断、使用できるというのはやはり凄いことだと思います。んでここの水のエフェクトがかっこいいですよねー。矢印の赤と混ざって、捻れた水流がすごくかっこく美しかったです。
無事、矢琶羽の首を斬り落とすことができた炭治郎。こんな2戦目、1人でよく耐え忍んだよ…!

 

 

TVアニメ:9話目「ずっと一緒にいる」
た!炭治郎に矢印が生えた!!!笑
今回の浅草編ではいい感じに話が繋がってるのでそうでもないんですけど、これTV放送のとき、開始早々の炭治郎の危機にちょっとびっくりしたのを覚えてます。しかも相手はもう絶命しようとしてて、普通ならCM挟んだ後半に持ってくるだろこの場面!と思ってしまった個人的にちょっと衝撃回でした。でもなあ、炭治郎がかっこよく勝ったところで区切りってのも気持ちよくていいから、難しいよねぇ。話の切れ目を視聴者にわくわくさせるように考えてる人はすごいと思う。脚本の人なのか構成の人なのか監督さんか分かんないけど。
ごっりごりに水の呼吸の技を連発していく炭治郎。地味にここが多くの正規技、解禁の瞬間(笑)衝撃を緩和できるほどの技ってすごい威力だなあ。
何とかしのぎきったあと、あばらと足の骨が折れてしまった炭治郎の疲労度がすごい。刀が握れないほどの疲労。普段よりずっと緊張を強いられる状況で、技を出すのに筋肉を酷使しすぎたんですね。握力がもうなくて口で刀をずりずりと。あごの力もすごいな炭治郎。
突っ込みどころは多いですけど、禰豆子たちが戦うほうへ、這ってでも向かおうとする姿は兄としても鬼殺隊としてもかっこよかったですね。
さて、禰豆子たちVS朱紗丸のチーム鬼。鬼の体を吹き飛ばしてしまうほどの威力の毬を相手に戦う禰豆子と愈史郎。単純な攻撃をする禰豆子と、血鬼術で翻弄しにかかる愈史郎を相手に、朱紗丸は砂ぼこりを立てて応戦するなどして意外と頭も使える模様。ごめん、完全な単細胞かと思ってた()
うっかり禰豆子が毬を蹴飛ばそうとして、足を持っていかれてしまったとき、よくよく珠世さんが観察して薬を使ってくださったの、お医者さんな感じでとても好きでした。禰豆子の暗示が見せる姿も、竈門家の母親の姿ですし、そういう存在だと認識しているのでしょう。かわいいです。そして珠世様は今日も美しいです(愈史郎化←)
禰豆子の足の血が止まらなかったのは、やっぱり寝るだけでは回復が追いついていなかったせいでしょうか?疲れがたまってる…というか飢えてる?状態なのかな。珠世様の使った鬼専用の回復薬の成分がだいぶん気になりますが、そんなものまで作ってしまうとは相当自分や他の鬼の体を研究したんでしょうね。もちろん人間界に鬼の薬なんてあるわけがありませんし…。珠世さまは強いお人だ…。
そして急激に強くなる禰豆子。回復薬と彼女自身の力でものすごいスピードで成長する。自力で呪いを解除できるほどの意志の強さがある彼女だからなせる技なんでしょうねぇ。恐ろしいスピードの蹴鞠が繰り広げられ、あたり一帯砂ぼこりがすごそうw
ふたりともが力が拮抗して一向に終わらない蹴鞠。どんどんと険しくなっていく顔が(笑) 女子って怖い(笑)
しかし禰豆子の渾身の一撃が入りましたね!朱紗丸に受けては危ないと察知させただろう程の威力!すさまじい力だわ。しかし朱紗丸も本気を出そうとわきわきしだしたところで、珠世さまの助け舟が入りました。白日の魔香、すごい威力です珠世様(愈史郎化2回目)。珠世さまが術を展開してる時の音楽が雅でめっちゃ好きでした。
あの~。えっと呪いが発動したあの絵面はOKです?放送して、子供がみちゃって大丈夫なやつ?w まだほら、色が生々しくなければ大丈夫でしょうけど、あんな色味じゃもうかなりの衝撃よ?ちょーぜつしょっきんぐよ?笑
大人でも目を覆う絵面なのに、最近の子供は本当に、すげぇって思います。
それを間近で直視した愈史郎と這ってきた炭治郎の反応が正しいです。禰豆子は術を吸って寝そうになっててかわいかった。そういえば、人体に害が出る魔香を吸って寝そうになる禰豆子はちょっとやっぱり人間よりなのかな。どう害がでるかまで言ってなかったので分からないですけど。
愈史郎が一応、炭治郎の口に布を持っていってあげてるのがなんとなく可愛らしかったし、あ、ちょっと認めてくれたのかなって感じがして微笑ましかったです。珠世さまファーストすぎて放置してすぐどっか行ったのはまじで笑いましたけどもw
そして、細胞レベルで破壊されてなお喋る朱紗丸はすごい…鬼なのだなと思うと同時に、「毬…」「遊ぼ…」と繰り返す様子から見るに、子供のまま鬼になって遊びたいっていう気持ちがものすごく強い子だったんだろうなと思いました。最後の方まで漫画をご覧になってる方は分かると思うんですが、猗窩座がね、そうですもんね…。
陽光が差し込まない地下に行った4人がまた良かったですね。珠世と癒史郎、禰豆子と炭治郎、そして新たに生まれたこの4人の絆が描かれていました。兄妹の絆は本人たちの意思も加わり、「兄妹の絆編」よりもより強固な物になって、禰豆子が珠世さまからの提案に迷う炭治郎の手を握るシーンはぐっとくるものがありました。愈史郎も愈史郎で、多分、珠世様が昔言った、人でなくなるということは「辛く苦しいこと」だという言葉があって、今の珠世様ファーストの根底になっているのだろうと思うのです。一人にはさせまい、と思っているのではないかと。
愈史郎が最後に「炭治郎」の名をしっかりと呼んで「お前の妹は美人だよ」と言ったのも、すごく印象的でした。2人を認めて、友好的な関係が築けた瞬間だと思います。それに対する炭治郎の笑顔も、はじけんばかりで素敵でした。
さて、珠世さまの家をでた炭治郎と禰豆子。道中で出会った泣き叫ぶ黄色い少年(笑)
善逸ーー!!初登場からうるせぇww これからは彼ら同期も加わり愉快な(?)旅路が増えますね!同期組が登場して以降の掛け合いがものすごく好きなので、次回が楽しみです。笑

 

 

「浅草編」まとめ

この浅草編では、いかに鬼舞辻無惨という鬼が残酷非道であり、同胞の鬼、人間に対してどのような仕打ちをするのかということがはっきりと描かれました。基本的に独裁制で同胞を増やしたくない鬼舞辻のえぐい人間性?鬼性?が存分に発揮されていました。

自分を慕ってくれるものにすらあの仕打ち…。恐怖政治してないともう誰もついて来やしませんよ…。

炭治郎たちはこれからこんな残虐非道なやつらに立ち向かっていかなきゃいけないので、是非とも強くなっていってほしいですね…!

 

★第三夜「鼓屋敷編」その①